トレンドフォロー大全 | FX/CFD中級者向け書籍

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トレンドフォロー大全
上げ相場でも下げ相場でもブラックスワン相場でも利益を出す方法

王道のトレーンドフォロー戦略を極めよう!


本書は取引戦略の王道といえる「トレンドフォロー戦略」について書かれた書籍です。全部で900ページ以上のボリュームで構成され、読み応えのある一冊です。

FX市場についての一通りの知識を身につけた中級者を中心に、これからFXトレードについて勉強したいFX初心者の方でも、自分のトレードの幅を広げたいと考えている上級者の方など幅広いトレーダーにお勧めの1冊といえます。

「トレンドフォロー戦略」はレンジ相場が続く局面ではあまり機能せず、勝率こそよくありませんが、トレンドが発生したときに大きな利益が期待でき、長期的に続けることでトータルで利益を上げることを狙う戦略です。

レンジ相場を狙った「逆張り戦略」は、レンジ推移となることも多い為替相場ではチャンスも多く、比較的勝率が高い戦略といえますが、トレンドが発生してしまうと、うまく機能せずに、貯めた利益を吐き出してしまう可能性があり、対照的な戦略といえます。

このトレンドフォロー戦略を用いて成功したトレーダーは過去に多く、しっかりとマスターすれば、勝ち組トレーダーに近づけるかもしれません。

FX市場では買いでも売りでもトレードすることができるので、上昇トレンドでも下降トレンドでもトレンドが発生すれば利益を狙うことができるトレンドフォロー戦略に馴染みやすい相場なのかもしれません。


過去の偉大なトレンドフォロワーの紹介、著名トレンドフォロワーへのインタビュー


本書では過去の偉大なトレンドフォロワーについての紹介やインタビューも掲載されています。

「偉大なトレンドフォロワー」の部分では、有名なトレーダー集団「タートルズ」を作り出したリチャード・デニスやリチャード・ドンチャン、ジェシー・リバモアなど、投資について勉強すると一度は耳にしそうな著名トレーダーの功績やトレード手法などを紹介しています。

彼らのトレード手法が現在の相場で役に立つかどうかの判断は難しいですが、どのように相場と対峙し、結果を残したかは参考になりそうです。

インタビューはエド・スィコータ、マーティン・エリック、ジャン・フィリップ・ブジョー、ユーアン・カークなどいずれもトレンドフォローで功績のあるトレーダーばかりです。

筆者が次々と投げかける質問に対する答えには上級者トレーダーにも参考になる点が多いと思います。


トレンドフォローに関する研究論文


本書ではトレンドフォローに関する多数の研究論文も紹介しています。様々なトレンドフォローモデルの紹介、検証に関する論文を紹介しています。

様々なトレンドフォローモデルを併せて用いることはリスクが分散されるなどのメリットがあり、収益の安定化への期待が高まります。

また、リスクマネジメントに関する論文もあり、FXトレーダーが投資戦略を考える際の参考になりそうです。

リスクの管理の方法は人それぞれではありますが、自分のトレード戦略のリスクマネジメントシステムに関しては、本書で紹介されているように、コンピュータのプログラムにできるくらい、明確に定義することでリスクをコントロールしやすくなると思います。

このルールが明確に定義されていないと、特に初心者の方はルールを曲げ、都合の良い解釈を行い、損切りができずに投資資金の多くを失ってしまう事態に陥る傾向があるため、注意が必要です。

 
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