ロジカルトレーダー-オープンレンジブレイクアウト戦略の基本と応用 | FX/CFD中級者〜上級者向け書籍

ロジカルトレーダー-オープンレンジブレイクアウト戦略の基本と応用 | FX/CFD中級者〜上級者向け書籍

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ロジカルトレーダー
オープンレンジブレイクアウト戦略の基本と応用
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オープンレンジブレイクアウト戦略


オープンレンジブレイクアウト(ORB)について書かれている書籍です。
先物市場が話題の中心になっていますが、為替市場にも十分に応用することのできる内容です。

オープンレンジブレイクアウト戦略とは、その市場がオープンした後の一定の時間の値動きのレンジを元に方向性を探っていく手法です。

為替市場は24時間動く相場ですが、各通貨の主要な時間帯(マザーマーケット)があります。
例えば、ユーロドルの場合、アジア時間の動きは鈍いことが多いですが、欧州時間に入ると活発に動き出すという習性があります。
よって、ユーロドルの場合、欧州時間の開始時間を中心に考えると分析を行いやすくなります。

下のチャートはユーロドルの5分足チャートの欧州時間の動きをハイライトしたものです。
ユーロドルの欧州時間開始20分間をオープンレンジとした場合に当てはめた例です。

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このチャートの例ではレンジブレイク後にブレイクした方向に動くパターンですが、異なるバターンも多く存在します。
本書では先物市場を中心に、その値動きの例を挙げて丁寧に説明しています。
・エントリーのタイミング
・どの水準にストップ注文を置くべきか
・利益確定はどのように行うべきか
もわかりやすく記載されており、参考になります。

当然ですが、注意したいのは、本書で紹介されているままにトレードすれば必ず勝てるというものではないということです。
自分がトレードする市場に併せて調整し、過去のデータを用いた検証が必要です。


時間の重要性


「トレーディングにおいて、価格よりも時間の方が実際は大事である」と時間の重要性について説いています。
レンジブレイク狙ったトレードをしているときに、レンジを抜けたと思ったら、短時間で押し戻されてしまった、
という騙しにあったことはないでしょうか?
時間という観点を取り入れると、そのような騙しを回避できる可能性が高くなります。

つまりレンジブレイクの定義に
・想定していた価格水準を下回った(または上回った)
に加えて
・その水準に一定時間とどまった
というを加えるということです。

一定時間経過したところで、想定する動きとならなかった場合に手仕舞う
といったことをされている方は少ないのではないでしょうか。
価格の動きに時間を組み合わせて考えて見ると、新たな発見があるかもしれません。


様々な応用


本書はオープンレンジ戦略についてACDシステムやピボットレンジを中心に分析を行なっていますが、
第6章の「進化したトレーダー」の部分では様々な事例を挙げて応用方法について紹介しています。
実際に相場と対峙していると教科書通りにはいかないことが多く、様々なアクシデントがつきものです。
あらかじめ、様々な事例を通して学んでおくと将来、役に立つかもしれません。
また、第7章では筆者の経験を中心にマーケットと対峙する上で知っておく必要のあることを紹介しています。
トレーダーとしての心得も習得することができます。





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