TradingViewの使い方

TradingViewの市場開始レンジ戦略ストラテジー

今回は各市場の序盤のレンジを基準の方向性を探る「市場開始レンジ戦略」のTradingView版のインジケーター(スクリプト)をご案内いたします。

TradingViewの市場開始レンジ戦略ストラテジー

 

市場開始レンジ戦略とは?


市場開始レンジ戦略とは東京、ロンドン、ニューヨーク等の各市場の序盤のレンジを一定幅以上抜けてきた場合に価格の方向性が出てきたと捉え、その方向に向かってエントリーするというストラテジーです。

基本的な戦略は次の通りです。

指定した市場開始時間から一定期間のレンジを計測し、そのレンジからライン1で設定したPips数以上超えた方向へのエントリーを行います。

ただし、騙しを回避するためにレンジ計測の際に使用した一定期間の半分の時間以上その水準を維持することができた場合にのみエントリーするという制限を付け加えています。

エントリーした場合の損切り水準は買いの場合は、最初に計測したレンジの下辺、売りの場合はレンジの上辺の水準に設定します。

相場が逆方向に進み、損切りとなった場合にそのままその方向に進み続ける場合はライン2で設定したラインに達するかどうかで次のエントリーのタイミングを探ります。1回目のエントリーと同様に制限時間内に、ライン2を一定期間の半分以上超える状態が続いた場合にエントリーします。

利益確定は設定画面で指定した水準です。

損切り、利益確定のいずれの水準にも到達しなかった場合には指定した時間で決済となります。

設定画面で調整することにより、細かい設定を行うこともできるため、様々なパターンで検証を行うことができます。

 

市場開始レンジ戦略の表示方法

このページ下部の『TradingViewインジケーターを手に入れる』のボタンをクリックし、OANDAのキャンペーンに申し込むと1ヶ月以内にアカウントのアクセス権が付与されます。

アクセス権が付与されると、TradnigViewのチャートのインジケーターリストの左側で「招待者専用スクリプト」を選択すると、「MarketOpen」というストラテジーが表示されますのでクリックして表示させます。

インジケーターリストの表示方法はチャート上部の「インジケーター&ストラテジー」の部分をクリックして表示します。

市場開始レンジ戦略の表示方法

左側の「招待者専用スクリプト」を選択すると、OANDAから公開されたストラテジーが表示されます。

市場開始レンジ戦略の設定画面

「入力」タブの各項目の設定項目は次の通りです。

①「市場開始時間」で基準となるレンジの開始時間を設定します。

基本的には次の時間が各市場の開始時間となりますが、お好みで設定を多少前後するなどアレンジを加えることができます。

 

【参考】

東京(アジア)市場

時間: 9:00〜  
動きやすい通貨ペア:ドル円、クロス円等が中心

ロンドン(欧州)市場

時間:17:00〜(夏時間は16:00〜)  
動きやすい通貨ペア:ユーロ、ポンドなどの欧州通貨を含むペア中心

NY(米国)市場

時間:22:00〜(夏時間は21:00〜) 
動きやすい通貨ペア:ドル、カナダドルなどの北米通貨のほか、クロス円なども動きやすい

 

②「市場レンジ期間」はレンジ開始時間から何分の時間を基準にレンジとするかを指定します。 「20」と指定すると開始時間から20分のレンジを市場開始レンジの基準とします。

③ 「エントリーの期限はその市場が開始してから何分以内に条件が成就したらエントリーするかを指定します。設定した時間以上の時間が経過すると条件を成就してもエントリーしません。

④「市場終了時間」は利益確定水準、損切り水準に届かなかった際に決済をする時間を指定します。

⑤「ライン1」、「ライン2」はエントリーの水準となるラインのレンジからのPips数の設定、「利確値」は利益確定をするPips数を設定します。

⑥投資枚数はシュミレーションする取引量を設定します。

⑦「チャートのUTC」「取引所のUTC」「Pips変換倍率」は時間等やPips数の設定等であるため、特に変更する必要はありません。

※設定の詳細はマニュアルをご覧ください。

TradingViewのストラテジーをさらに読みたい方へオススメコンテンツ

OANDA証券では、TradingView(トレーディングビュー)の内蔵ストラテジーを活用した取引戦略に関するコンテンツを豊富に提供しています。
どんな相場なら通用するのか相性の良い通貨ペアなど具体的な運用方法を知ることができ、実践取引でも参考にしていただけます。
またOANDA証券では、TradingViewで使えるオリジナルインジケーター(スクリプト)の提供を行っています。
たとえば「市場開始レンジ戦略ストラテジー」では、レンジブレイクを狙ったスクリプトです。
取引に失敗した場合は損切りだけではなく、条件を満たせば反対方向へエントリーするロジックも持ち合わせています。
OANDA証券の口座をお持ちの方は、こういったスクリプトを無料で使うことができます。
ぜひOANDA証券の口座を開設し、実際の取引でスクリプトを活用してみてください。


TradingView(トレーディングビュー)で使用する情報は、全てTradingView(トレーディングビュー)社に帰属するものであり、当社は、その正確性、完全性を保証するものではありません。同サイトで使用する情報に基づいて行った取引によって発生したいかなる損害・損失について、当社は一切責任を負いかねますのでご了承下さい。最終的な投資判断についてはお客様ご自身でお願い致します。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする

ホーム » TradingViewの使い方 » TradingViewの市場開始レンジ戦略ストラテジー