MT5(メタトレーダー5)でストップリミット注文を発注する方法
MT5では、「ストップリミット注文」というMT4にはない注文方法を利用することができます。
ストップリミット注文は、指値注文の執行価格をあらかじめ指定しておく予約注文の一つです。
指定した価格に到達すると、指値注文が自動的に発注される仕組みで、「高値を突破した後の押し目を狙いたい場合」や「安値を割った後の戻りを狙いたい場合」に活用できます。
新規注文パネルの表示方法
新規注文を行うには、まず新規注文パネルを表示する必要があります。
新規注文パネルの表示方法は、主に次の3つです。
①ツールバーから表示
上部ツールバーの「新規注文」ボタンをクリックします。
②メニューから表示
上部メニューの「ツール」から「新規注文」をクリックします。
③チャートの右クリックから表示
チャート上で右クリックし、表示されるメニューの「プライズボード」内にある「新規注文」をクリックします。
ストップリミット注文の発注方法
ストップリミット注文では、「現在よりも不利な価格」と「その不利な価格に到達したときに自動発注する指値価格」の二つを設定します。
ここでは例として、「ドル円が現在の価格よりも高い137.000円に到達したら買い指値注文が発動し、その後、136.800円まで下降した場合に1ロットで買いエントリーする」というストップリミット注文を入れる方法を紹介します。
新規注文画面が表示されたら、①「銘柄」で通貨ペアを選択します。
右端の下矢印をクリックすると通貨ペアの一覧が出るので、その中から取引したい通貨ペア名を選びましょう。
ここではドル円を取引するので「USDJPY」を選択します。
次に、②「タイプ」で「指値注文(Pending Order)」を選択すると、③「タイプ」で注文の種類が選べるようになります。
ここでは現在よりも高い価格を指定し、その価格に到達した場合に有効となる指値の買い注文を入れたいので、「Buy Stop Limit」を選択します。
- ・Buy Limit(買い指値注文):現在よりも低い価格を指定して買う注文
- ・Sell Limit(売り指値注文):現在よりも高い価格を指定して売る注文
- ・Buy Stop(買い逆指値注文):現在よりも高い価格を指定して買う注文
- ・Sell Stop(売り逆指値注文):現在よりも低い価格を指定して売る注文
- ・Buy Stop Limit(買いストップリミット注文):現在よりも高い価格を指定し、その価格に到達した場合に有効となる指値の買い注文
- ・Sell Stop Limit(売りストップリミット注文):現在よりも低い価格を指定し、その価格に到達した場合に有効となる指値の売り注文
タイプの下にある④「数量」は、取引数量を設定する欄です。
1ロットの買い注文を入れる場合は、ここを「1.00」とします。
取引数量を決定後、⑤「価格」で買い指値注文を発動させる価格を、⑥「Stop Limit指値」で取引したい指値価格を指定します。
今回は、137.000円まで上昇したら買い指値を発動させたいので価格の欄に「137.000」と入力します。
そして、その後136.800円まで下落したところで新規で買いたいので、Stop Limit指値の欄に「136.800」と入力します。
最後に⑨の「注文」をクリックすれば、ストップリミット注文の発注完了です。
なお、ここでは設定していませんが、新規注文に対する決済注文を同時に入れることもできます。
損切り価格を設定する場合は⑦の「Stop Loss」欄に、利益確定の価格を設定する場合は⑧の「Take Profit」欄に希望する価格を入力しましょう。
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