プロサイクリスト與那嶺恵理選手が語る「上手く行かない時」

プロサイクリスト與那嶺恵理選手が語る「上手く行かない時」
Photo by Kei Tsuji / 辻啓


トレーダーの皆様こんにちは!
OANDA JAPAN プロ契約ロードレーサーの與那嶺恵理です。

私は少し凹んでいます。冒頭からこんな表題で申し訳ないです。
長いシーズン中、上手く行かない時が来ました。

プロロードレーサーとして1月から10月までのシーズン中、毎週世界各地でレースが続きます。
世界最高峰のヨーロッパ・ワールドツアーレース。移動も含め厳しく長いシーズンです。

上手く行かない時。
狙っていたレース「アルデンヌクラシック」が目標順位に届かず終わりました。
体重、コンディションもしっかり合わせたのですが、周りがとても強く自分の目標順位が取れませんでした。
他国も東京オリンピックに向け、チーム内、所属国でのセレクションが始まると プロトン(レース集団)のスピードが一段以上、急速にレベルアップします。
それに対応しきれないレースが続いています。

Photo by Kei Tsuji / 辻啓

コーチからは何度も「9ヶ月間のシーズン中のたった一週間の出来事でしか無い」と言われますが 私が生まれ持っている性格が「悪い考えにハマってしまう」そうさせるようです。

チームではエース選手と共に最後まで残り、行けるなら自分で行って良い。
という、とても恵まれたポジションを与えられ評価されています。
そしてチームのエースは順調に結果を出し続けており、常に感謝をされます。
とても良いチーム(家庭的)なので早く結果を出したい。
と言う、焦る気持ちもあるのかもしれません。
今は上手く行かない時、それも仕方がない。
そうでした、以前書いたOanda通信を読み直すと。

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自分が出来ることをやりきったとしても、勝てないこともあり。
しかし、プロ選手としてアスリート人生は続きます。
身体を良い状態で長持ちさせ、毎年の契約を勝ち取るるためにも、 若い頃の習慣を変えるときに来たな。
と良い方向で理解して、気持ちを処理しました。
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上手く気持ちを高めていきたい。
そのためにも結果が欲しいし、結果でなくとも納得の行く走りをしたい。
モヤモヤした気持ちを抱えながらのシーズンが続きます。
早くスッキリしたいです。

6月下旬、日本選手権のために一時帰国をします。12月以来の帰国です。
大会会場は富士スピードウェイ。元気に現地でお会いしましょう!

東京オリンピックまで440日
どうぞ応援よろしくお願いします!

全てを力に変えて

OANDA JAPAN プロ契約アスリート
自転車ロードレース 與那嶺 恵理