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商船三井の子会社、商船三井クルーズ(東京)の向井恒道社長(55)は15日までに共同通信のインタビューに応じ、新造のクルーズ船2隻を早ければ2028年以降に順次導入し、主力の「にっぽん丸」(日本船籍)を引退させると明らかにした。新造船2隻を「欧州の造船所で建造する」とし、鋼材価格高騰や人件費上昇を背景に、2隻の投資額は計画していた約1千億円から大きく上振れすると表明した。
クルーズ船を巡っては日本郵船傘下の郵船クルーズ(横浜市)の新造船「飛鳥3」が今年就航する予定。東京港を主要発着拠点とし、ディズニーの世界観を楽しめるオリエンタルランドのディズニークルーズは28年度の就航を目指している。向井氏は日本のクルーズ需要の拡大が見込まれる中で「より多くの選択肢ができることで市場の裾野が広がる」と歓迎した。
にっぽん丸は「当時の技術の粋を尽くした船で良い状態だが、ハード面での近代化が必要だ」とし、新造船で競争力を高める考えを示した。
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