目次
まえがき
第1章 経済指標とは何か
1―1 経済指標は、経済の状態を把握するうえで欠かせないデータ
1―2 経済指標には様々な種類がある
1―3 経済指標は、サプライズを予想してそれに賭けるものではない
1―4 ヘッドラインに単純に反応するプログラムトレードには注意
1―5 市場はなぜ、経済指標に過剰反応したり、無視したりするのか
1―6 日本人にとっての世界各国の経済指標
第2章 GDP(Gross Domestic Product)国内総生産
2―1 GDPは経済指標の基本中の基本
2―2 ウェブサイトからGDPのデータの取得
2―3 GDPには、経済指標の全てが詰まっている
2―4 個人消費は経済の60%以上を占める、景気の原動力
2―5 設備投資は景気動向に影響されやすい、経済の風見鶏
2―6 在庫投資は予測が難しく、サプライズ要因となりやすい
2―7 貿易収支や政府支出にも十分な注意が必要
2―8 GDPには、インフレ指標も含まれる
2―9 同時に発表される、企業収益もしっかりと把握しておこう
アドバイス
第3章 企業の経済活動を基にした経済指標
3―1 企業サイドの経済指標は、景気動向を分析するうえで信頼度が高い
3―2 製造業受注は景気の先行指標として注目が高い
3-2-1 耐久財とは、償却期間の長い消費財
3-2-2 運輸関連や防衛関連を外したデータにも注目が必要
3-2-3 非耐久財の受注は、1週間遅れで発表される
3-2-4 受注以外では、出荷や在庫のデータにも注目が必要
3―3 企業景況感指数は注目度が高く、市場の反応も大きい指標
3-3-1 総合指数だけでなく、サブ指数にも注目が集まることも多い
3-3-2 アンケート調査の結果とはいえ、先行指標としての役割は大きい
3-3-3 PMIは多くの調査機関が出しているが、見方は基本的に同じ
3―4 注目度こそ高くないが、経済成長の鍵を握る指標「労働生産性」
3-4-1 労働生産性の低下は、FRBがもっとも警戒するシナリオのひとつ
3-4-2 労働生産性を見るうえでの重要な項目
3―5 鉱工業生産指数は景気の大きな流れを把握するのに役立つ アドバイス
第4章 個人の消費活動を基にした経済指標
4―1 小売売上高は、個人の消費動向を見るうえでの重要な指標
4-1-1 注目を集めるのは全体と、自動車を除いた売上高
4-1-2 季節的な傾向がハッキリと出てくることが多い
4―2 消費者景況感指数は、ブレの大きい不安定なバロメーター
4-2-1 消費者信頼感指数は、雇用の先行きについての調査が充実
4-2-2 ミシガン大消費者指数は、インフレ見通しも発表される
4―3 個人所得、個人消費は、注目度が高い割に影響はそれほど大きくない
4-3-1 個人所得は比較的変動は少ないが、消費の先行指標となる
4-3-2 個人消費支出の動向は、そのまま景気に直結する
4-3-3 個人貯蓄と貯蓄率の変化にも、注目が必要
4-3-4 個人消費価格指数(PCE)は当局が重視する物価指標
アドバイス
第5章 雇用に関する経済指標
5―1 雇用統計は、誰もが注目する経済指標の中の経済指標
5-1-1 雇用統計は、企業ベースと家計ベースの二本立て
5-1-2 失業率の鍵を握るのは、労働力人口
5-1-3 労働参加率は、求職者が景気の先行きをどのように見ているかが反映される
5-1-4 失業率には、多くの種類がある
5―2 失業保険申請件数は、雇用の先行指標としての注目度が高い
5-2-1 失業保険申請件数は、新規申請件数と継続需給件数の二本立て
5-2-2 データはバラツキが激しいので、4週間の平均を取って見る
5―3 求人・労働力異動調査(JOLTS)は、近年注目度の上がった指標
5-3-1 求人数は、非農業雇用数の先行指標となり得るデータ
5-3-2 新規採用数や離職数は、雇用数により密接するデータ
5-3-3 失業者一人あたりの求人数は、FRBが参考にするデータの一つ
5-3-4 データに対する信頼度は低く、以前は重要視されなかった
5―4 ADP民間雇用レポートや企業解雇予定数なども、無視するべきではない
5-4-1 ADP雇用レポートは、雇用統計との乖離が問題点
5-4-2 米企業解雇予定数は、雇用ではなく解雇に注目した指標
5―5 企業景況感指数の雇用指数は、今後の動向を見極める手掛かりとなる
アドバイス
第6章 物価に関する経済指標
6―1 消費者物価指数は、認知度も注目度も一番高い
6-1-1 コア指数は、なぜ重要視されるのか
6-1-2 一度上昇すると下がりにくい項目には、注意が必要
6-1-3 サービスの価格は、人件費の影響を受けやすい
6-1-4 価格の高いモノやサービスの物価動向には、全体が影響を受けやすい
6―2 生産者物価指数は、変動も激しいが先行性も備える
6-2-1 総合指数とコア指数が、中心になることは変わらない
6-2-2 完成品に至るまでの製造過程によって、価格の先行性も変化する
6―3 個人消費価格指数は、FRBが注目する物価指標
6-3-1 注目されるのは、やはり総合指数とコア指数
6―4 輸入物価指数は、為替相場の影響を受けることに注意
6-4-1 輸入物価指数は、石油や燃料関連の影響が大きい
6-4-2 輸出物価指数では、農産物の価格動向が注目される
6―5 雇用コストに関連する指標は、長期的な物価トレンドを見るうえで重要
6-5-1 雇用コスト指数は、四半期ごとに発表される物価指標
6-5-2 時間当たり賃金は、雇用統計に含まれる物価指標
6―6 企業や消費者の景況感指数の物価指数も、先行性が高い
6-6-1 製造業景況感指数の価格指標では、支払い価格指数に注目
6-6-2 ミシガン大消費者信頼感指数のインフレ見通しは、注目度が高い
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第7章 住宅に関する経済指標
7―1 住宅着工件数と建築許可件数は今後の住宅建設のバロメーター
7-1-1 建築許可件数は、新規住宅建設の先行指標
7-1-2 住宅新規着工件数は、市場の注目度が一番高い
7―2 住宅販売件数は、住宅に対する需要の強さを反映する
7-2-1 新築住宅販売は、意外に変動が激しい指標
7-2-2 中古住宅販売は件数も多く、市場の注目度も高い
7-2-3 住宅販売ペンディング指数は、中古住宅販売の先行指標
7―3 住宅価格指数は、発表のタイミングが遅いことを考慮する必要がある
7-3-1 ケース・シラー住宅価格指数は、住宅価格指標の代表選手
7-3-2 FHFA住宅価格指数は、地域毎に価格指数を算出
7―4 住宅市場指数や建設支出も、できればチェックしておきたい
7-4-1 住宅価格指数は、住宅建設業者の景況感指数
7-4-2 建設支出は、商業用施設も含めた不動産の開発状況を確認できる
アドバイス
第8章 注目すべき経済指標は、まだまだある
8―1 景気の先行きを読むうえで重要かつ、非常に便利な経済指標
8-1-1 景気先行指数は、景気に先行する指標をまとめて指数化
8-1-2 景気一致指数や景気遅行指数にも、一応目を通しておこう
8―2 国際収支は、以前ほど影響力をもたなくなった
8-2-1 貿易収支では、収支バランスのみならず全体の取引量も重要
8-2-2 経常収支は、貿易収支に所得(資本)の移動を加えたもの
8―3 財政収支が材料視されることは滅多にないが、傾向はチェックしておくべき
8―4 マネーストックは市場の流動性を知るための、代表的な経済指標
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第9章 金利市場からも、景気の動向を読み取ることができる
9―1 景気拡大局面での金利上昇は、良い金利上昇
9―2 インフレに起因する金利の上昇には、警戒信号を高めるべき
9―3 インフレの先行きを反映する金利指標
9―4 景気の先行きを反映する金利指標
9―5 イールドカーブの逆転は、景気後退(リセッション)の前触れ
9―6 イールドカーブの逆転が、なぜ景気の悪化をもたらすのか
アドバイス
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第10章 FRBの金融政策を見るうえで、必要な知識を身につけよう
10―1 FRBの仕組みを、きちんと理解しておこう
10―2 FOMCで金融政策が決定されるまでの流れ
10―3 市場との対話に、FOMCは常に注意を払ってきた
10―4 FOMCでは、どのようなデータが重視されるのか
10―5 FEDは金融のエリートが集まるシンクタンクでもある
10-5-1 市場関係者の間で注目度の高い、GDPナウ
10-5-2 NY連銀が発表する、数少ないインフレ期待指数
10-5-3 セントルイス連銀は、経済指標の様々な見方を示してくれる
アドバイス
あとがき
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