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陰転

陰転とは、相場が上昇基調から下落基調へ転じたと市場が判断する局面を指します。

ローソク足が陰線に変わる、またはテクニカル指標が下向きへ転換する場面で用いられます。

元々は株式や商品市場の表現で、陽転(上昇転換)と対になる用語として使用されており、個人投資家のFX参入拡大により、為替相場でも一般的なテクニカル表現として定着しました。

陰線の連続や移動平均線のデッドクロスMACDRSIなどの下向き転換といったサインが重なると、相場が「下方向へ転じた」と捉えられます。

陰転が意識されると、戻り売りが増えやすくなります。

また、市場が陰転を意識していると、重要指標発表で下方向の値動きが増幅される場合もあります。

陰転のサインはダマシである場合もあり、早期判断は損失拡大につながる可能性があります。

指標発表や地政学リスクなど、ファンダメンタルズ要因で相場が急反転することもある点にも注意が必要です。


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