消費動向調査とは|見方・調査内容・目的などをわかりやすく解説
消費動向調査とは、消費者に暮らし向きや収入、雇用環境などの見通しや意識を尋ね、消費マインドを把握するための調査です。
景気動向を判断する材料になることから、マーケットにおいて注目されます。
本記事では、消費動向調査の見方や調査内容、目的などをわかりやすく解説します。
消費動向調査とは
まずは、消費動向調査がどのような調査なのかを解説します。
- ・消費動向調査の意味・目的
- ・消費動向調査の対象範囲
消費動向調査の意味・目的
消費動向調査とは、消費者の暮らしや消費に対する意識、将来の見通しを把握するための調査です。
消費者が今後の暮らしや収入、雇用環境をどう考えているか、自動車やテレビなどの主要な耐久消費財の保有状況や購入意向を把握し、消費マインドや景気の見通しを分析するための基礎資料とされます。
消費動向調査は、内閣府が毎月行い結果を発表しています。
主要耐久消費財については年1回の調査です。
調査は「良くなる、やや良くなる、変わらない、やや悪くなる、悪くなる」の5段階から回答するアンケート方式で行われます。
この結果を基に消費者態度指数が算出され、消費動向調査の結果に掲載されます。
消費者態度指数は調査結果を基に算出される代表的な指標であり、消費マインドの変化を示す主要な数値として注目されます。
消費動向調査の対象範囲
消費動向調査の対象は単身世帯を含む一般世帯です。
全国から無作為に選出された約8400世帯の回答を基に調査結果が算出されます。
調査は毎月1回行われ、対象になった世帯にはその月の10日前後に調査票が届き、20日をめどに調査票を集計します。
消費動向調査の調査内容
消費動向調査の調査内容は主に以下の通りです。
- ・暮らし向きの見通し
- ・収入の見通し
- ・雇用環境の見通し
- ・耐久消費財の買い時判断
- ・資産価値に関する意識
- ・物価の見通し
これらの回答のうち、暮らし向きの見通し、収入の見通し、雇用環境の見通し、耐久消費財の買い時判断を単純平均して消費者態度指数が算出されます。
また、テレビやエアコン、自動車などの耐久消費財の保有状況と今後の購入意向についての調査もあります。
これは消費者のライフスタイルの変化を把握するために行われます。
耐久消費財の保有状況と今後の購入意向は年1回調査で、基本的に3月に行われます。
消費動向調査の見方
基本的な消費動向調査の見方について解説します。
- ・消費者態度指数とは
- ・消費支出の動向を確認する
- ・消費者心理と実際の消費のギャップ
消費者態度指数とは
消費者態度指数
とは、消費動向調査の回答結果を基に計算される指数です。暮らし向きの見通し、収入の見通し、雇用環境の見通し、耐久消費財の買い時判断の4項目についての回答結果を基に算出されます。
消費者態度指数は0〜100の範囲で表され、50が中立です。
基本的に、数値が上昇していれば消費者は今後の景気を楽観視していることを示します。
反対に、数値が減少していれば消費者は将来の景気に不安を感じていることを表します。
数値は単体で判断するよりも、前月比や前年比など過去からどのように推移しているのかを比較する方が重要です。
消費支出の動向を確認する
消費動向調査は消費者のマインドを表しており、景気動向を分析するための材料の1つです。
一方で、実際の消費支出額などは把握されません。
実際の支出状況を把握するには、総務省の「家計調査」など、実支出を集計した統計指標と併せて分析することが有効です。
消費者心理と実際の消費のギャップ
消費者が今後の景気が良くなると感じている場合は消費が増加する傾向があり、逆に悪化すると考えている場合は消費を控える傾向があります。
ただし、実際には景気が良くても消費を控えるといった意識と行動のギャップが発生するケースがあります。
消費者心理と実際の消費におけるギャップを見抜くには、実際の消費を表す指標と併せて分析するのが効果的です。
消費動向調査に関するQ&A
消費動向調査に関するよくある質問は、主に以下の通りです。
- ・消費動向調査はどこで確認できますか?
- ・消費動向調査はいつ発表されますか?
- ・消費動向調査は景気の先行指標ですか?
消費動向調査はどこで確認できますか?
内閣府のホームページ
で調査結果が公表されているほか、メディアなどで報道されることもあります。また、証券会社の経済指標カレンダーでも発表時期や結果を確認可能です。
消費動向調査はいつ発表されますか?
消費動向調査は原則として毎月行われます。
原則的に、調査した月の結果は当月下旬〜翌月上旬ごろに発表されます。
発表時間は基本的に日本時間の14時ですが、前後することもあります。
詳しいスケジュールは、内閣府の統計発表予定ページで確認できます。
消費動向調査は景気の先行指標ですか?
消費動向調査では消費者が今後の暮らしや消費に関してどう感じているのかを調査しています。
その結果を基に算出される消費者態度指数は、消費者の消費マインドの変化を表していることから、日本国内における景気の先行指標とされています。
【まとめ】消費動向調査とは|見方・調査内容・目的などをわかりやすく解説
消費動向調査は消費に対する意識調査で、景気を先読みする上で重要な消費者心理の動きを把握できる経済指標です。
内閣府が毎月調査・発表しており、景気の先行指標としてマーケットから注目されています。
ただし、消費者の意識と実際の消費行動にはギャップが生じることがあるため、実際の収支を表す他の統計と併せて分析することで景気動向の実態把握や先行予測の精度がより高まります。
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