東京外国為替市場概況・12時 ドル円、戻り限定

市場概況
 4日の東京外国為替市場でドル円は戻りが限定。12時時点では134.47円とニューヨーク市場の終値(134.71円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。10時台に134.60円台まで買い戻されるも一巡後は直ぐに売り戻され、134.40円台まで上値を切り下げた。豪ドル/ドルが強含み、欧州通貨も対ドルで底堅いなどドルの地合いの弱さが影響している。

 朝方に売りが強まっていた豪ドル/ドルは0.6694ドルまで反発。時間外の原油先物のプラス回復を眺めて下げ渋り、豪貿易黒字の拡大も支えとなった。この日発表された3月貿易収支は152.69億豪ドルの黒字と、過去最大の黒字を記録した昨年6月以来の高水準だった。

 ユーロドルは底堅い。12時時点では1.1084ドルとニューヨーク市場の終値(1.1062ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。ドル安基調が続くなか、再び1.1080ドル台でじり高となった。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスも、昨日から本日にかけての安値101.07から戻りが鈍い。

 ユーロ円は小じっかり。12時時点では149.06円とニューヨーク市場の終値(149.13円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。豪貿易収支の発表後に豪ドル円が強含むと、つれて149.18円前後まで下値を切り上げた。一巡後はドル円の伸び悩みとともに買いの勢いは細ったが、149円台は維持して推移した。なお豪ドル円は90.01円まで買われ、本日安値からだと70銭弱も水準を戻している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.35円 - 134.77円
ユーロドル:1.1057ドル - 1.1088ドル
ユーロ円:148.83円 - 149.25円
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