市場概況
反発で約10カ月ぶり高値、景気対策期待などが支え
週明け8日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前営業日比1.81%高の3395.00ポイントだった。深セン成分指数は0.40%高の11225.77ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1369億600万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で堅調に推移した。前週末の米株高が好感されたほか、中国の4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の官民発表値がいずれも50を割ったことで、中国政府による景気対策への期待も高まり、買いを支えた。心理的節目の3400ポイント付近では上値の重さが目立ったが、一時、同節目にタッチする場面もあった。終値は4月18日に付けた直近高値を上抜き、昨年7月5日以来、約10カ月ぶり高値だった。セクター別では、銀行や保険、教育が全面高となったほか、造船や風力発電設備、石炭なども買われた。半面、観光・ホテルや電子化学品、医療器械などが売られた。
A株市場では、中国銀行(601988)や中信銀行(601998)がストップ高を付けたほか、中国船舶重工(601989)やペトロチャイナ(601857)の上昇も目立った。半面、春秋航空(601021)や中国国際航空(601111)が売られたほか、北方華創科技集団(002371)や順豊控股(002352)も下げた。
上海B株指数は0.71%高の292.90ポイント、深センB株指数は0.98%高の1191.74ポイント。
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週明け8日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前営業日比1.81%高の3395.00ポイントだった。深セン成分指数は0.40%高の11225.77ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1369億600万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で堅調に推移した。前週末の米株高が好感されたほか、中国の4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の官民発表値がいずれも50を割ったことで、中国政府による景気対策への期待も高まり、買いを支えた。心理的節目の3400ポイント付近では上値の重さが目立ったが、一時、同節目にタッチする場面もあった。終値は4月18日に付けた直近高値を上抜き、昨年7月5日以来、約10カ月ぶり高値だった。セクター別では、銀行や保険、教育が全面高となったほか、造船や風力発電設備、石炭なども買われた。半面、観光・ホテルや電子化学品、医療器械などが売られた。
A株市場では、中国銀行(601988)や中信銀行(601998)がストップ高を付けたほか、中国船舶重工(601989)やペトロチャイナ(601857)の上昇も目立った。半面、春秋航空(601021)や中国国際航空(601111)が売られたほか、北方華創科技集団(002371)や順豊控股(002352)も下げた。
上海B株指数は0.71%高の292.90ポイント、深センB株指数は0.98%高の1191.74ポイント。