中国株サマリー(11日)

市場概況
 3日続落で2週ぶり安値、中国物価統計の予想下振れなどを嫌気

 11日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。終値は前日比0.29%安の3309.55ポイントだった。深セン成分指数は0.02%高の11142.53ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8959億700万元だった。

 上海総合指数は、前場は前日終値を挟んでもみ合ったが、後場は総じてマイナス圏で推移した。指数は約2週間ぶり安値水準とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きもみられたが、米国の景気減速懸念や債務上限問題を巡る不透明感が相場の重しとなった。また、国家統計局が寄り付きと同時に発表した2023年4月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比0.1%上昇、生産者物価指数(工業製品出荷価格:PPI)が同3.6%下落となり、いずれも市場予想から下振れたことで、中国経済に対する警戒感も強まった。指数は結局、終値で4月27日以来の安値を連日で更新した。セクター別では、造船、漢方薬、医薬品販売などが売られた半面、教育、文化・メディア、繊維・アパレルなどが買われた。

 A株市場では、曙光信息産業(603019)や宇通客車(600066)、科大訊飛(002230)、東阿阿膠(000423)などが大きく下げたほか、中国銀行(601988)や中信銀行(601998)も売られた。半面、奥飛娯楽(002292)や中公教育科技(002607)、万達電影(002739)が高かった。

 上海B株指数は0.17%安の292.01ポイント、深センB株指数は0.43%安の1189.56ポイント。

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