中国株サマリー(5日)

市場概況
4日ぶり反落、財新中国サービスPMIや人民元安を嫌気

 5日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。終値は前日比0.69%安の3222.95ポイントだった。深セン成分指数は0.91%安の11029.30ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8677億8700万元だった。

 上海総合指数は安く寄り付いた後、もみ合いながら下値を切り下げる展開。指数が6月19日以来、およそ2周間ぶり高値圏で推移しているとあって、利益確定売りが重荷となった。寄り付き後に発表された2023年6月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が前月比で3.2ポイント低下したことを受け、中国景気の先行き不安が意識されたほか、オフショア為替市場で人民相場が再び元安・米ドル高に振れたことも嫌気された。

 セクター別では、造船が全面安。電機、風力・太陽光発電設備、酒造なども安い。半面、レアアース関連、非鉄金属、バッテリー素材、貴金属などが買われた。

 A株市場では、テクノロジー株の曙光信息産業(603019)、富士康工業互聯網(601138)、海能達通信(002583)、北方華創科技集団(002371)やゲーム関連の奥飛娯楽(002292)の下げが目立った。自動車部品メーカーの寧波均勝電子(600699)が反落した。半面、同じく自動車部品メーカーの浙江世宝(002703)は連日のストップ高。非鉄金属の中国アルミ(601600)、半導体メーカーの紫光国芯微電子(002049)、送電技術会社の国電南瑞科技(600406)などが上昇した。

 上海B株指数は0.23%安の269.21ポイント、深センB株指数は0.47%安の1150.41ポイントだった。

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