NY為替見通し=YCC関連報道による円売り、NY勢参入で再燃するか

市場見通し
 NYタイムは、ロンドンタイムに入って伝わってきた関係者筋の「日銀は現時点でYCC(長短金利操作、イールドカーブコントロール)修正の必要性は乏しい」との一部通信社による見解報道を受けた円売りの継続性を見定める展開となる。

 来週25-26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に前々週の土曜日にあたる15日から米連邦準備理事会(FRB)は関連の情報発信を差し控えるブラックアウト期間に入っている。欧州中央銀行(ECB)高官も27日の金融政策決定理事会を控えた1週間前からのブラックアウト期間に入っているほか、動意につながりそうな主要米経済指標の発表が予定されていない週末とあって、他の材料での動意は限られるだろう。

 政策運用の性質上、変更実施まで市場の織り込みを回避したいイールドカーブコントロールはサプライズなタイミングの発表となるのが必至。関連報道で振らされやすいのは仕方ない。足もとで円売りの勢いはいったん落ち着きつつあるものの、参入してきたNY勢が為替水準をにらんで円売りの動きを再燃させる展開に留意したい。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、10日ロンドンタイム高値142.60円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、本日ここまでのレンジ半値140.86円。

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