昨日(2023年8月7日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):35480.5(+428.8)<+1.22%>
US100(米国100株価指数):15419.8(+138.2)<+0.90%>
US500(米国500株価指数):4524.1(+44.3)< +0.99%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
直近は下落傾向だった米株ですが、8月7日は主要3指数が全て反発上昇しました。
目先の大きなニュースがあったわけではないですが、先週から続く下げに対する反発と見られます。
また、FRBの高官が追加の利上げに対して慎重な見方を示していることも、株高を後押しする要因になりました。
さらに、ニューヨーク連銀総裁のウィリアムズ氏も、FRBの利上げについて、ピークにかなり近づいているといった主旨の発言をしています。
今週は8月10日(木)に米国の消費者物価指数(CPI)が控えており、様子見ムードが広がりつつあります。
また、8月11日(金)の米国の生産者物価指数(PPI)も注目度が高いです。
これらはインフレの度合いを測る指標であり、利上げの判断につながっていきます。
そんな中で、米国の主要企業の多くは決算を終えています。
その多くが予想以上の最終利益を計上しており、事前予想が下方修正されていることを差し引いても、それなりに順調な経過であると考えられます。
個別に見ていくと、アップルは前日に続いて1.73%の下降でした。
ボーイングは、2024年3月までに国際宇宙ステーションに宇宙飛行士を送り届けるミッションをNASAが許可したというニュースがあり、2.98%の上昇となっています。
ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイは、決算の結果を受けて3.6%の上昇となりました。
保険事業の好調により、営業利益が予想を上回る増加を見せています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年8月8日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月8日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
3本連続で陰線となり、一度は終値が平均足の水準を下に抜けたものの、そこから激しく反発することで、再びローソク足の終値は平均足の実体部を上に抜けました。
平均足の色は依然として陽線が継続しているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
平均足を一気に上に突き抜ける上昇となり、長い陽線が連続で出現して中期レジスタンスラインの手前まで一気に到達しました。
この上昇の過程で、平均足は陽線転換し、長い実体部が連続して出現しています。
目先のトレンドは上昇と考えられ、すぐ上の中期レジスタンスラインを試すかどうかに注目が集まります。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年8月8日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月8日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
下落傾向の中での反発となりましたが、ローソク足は依然として平均足より下を推移しており、平均足が陰転していることもあわせると、大局は下降トレンドと考えられます。
現在はフィボナッチの23.6%付近に差し掛かっており、このあたりが戻り目になるケースも想定されます。
<1時間足チャート分析>
1時間足はトリプルボトムの形状になっており、現在は3つ目の谷を作ったところからの反転局面で、長期サポートラインを越えられるかどうかといった状況です。
平均足は既に陽転しており、このまま上昇していく場合、ネックラインにあたる水準に引かれている中期レジスタンスラインでの攻防も考えられます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年8月8日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月8日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
4陰連中から、強い反発となり、大陽線に近い長い陽線が立ちました。
それでもローソク足は平均足の下にあり、平均足も既に陰線となっています。
ただし、平均足の実体部は非常に短く、上下にヒゲが伸びている形状であるため、目先の流れは不透明であると考えられます。
<1時間足チャート分析>
逆三尊からの上昇局面で、まずローソク足が平均足を下から上に突き抜けて、その後に平均足も陰線から陽線に転換しています。
目先のターゲットは、逆三尊のネックラインに相当するラインに形成されている中期レジスタンスラインで、ここを越えていけるかどうかがポイントになりそうです。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年8月8日8時00分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
ランキング10位までが株高となっており、1位はJP225でした。
米国の株価指数は、US30が2位で値幅が+418.3、騰落率が+1.19%で、それに6位のUS500、8位のUS100が続いています。
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OANDA Lab編集部
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