昨日(2023年8月16日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):34793.5(-157.5)<-0.45%>
US100(米国100株価指数):14882.6(-173.2)<-1.15%>
US500(米国500株価指数):4407.3(-33.0)<-0.74%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
8月16日の米国株価指数は、主要3銘柄が全て下落。
特にUS100の落ち込み幅が大きく、1%以上の下降となりました。
日本時間未明に7月FOMCの議事要旨が公表され、大半の参加者がインフレの大幅な上振れリスクを懸念していることが明らかになりました。
その結果、FRBの金融引き締めが長期化することへの警戒感が広がりました。
次なる金利動向の手がかりとなりそうなのが、8月24~26日に開催される経済シンポジウム、「ジャクソンホール会議」です。
なお、次回FOMCは9月の19、20日となります。
こういった状況にあって、米10年債利回りは4.280%と、2022年10月以来の水準まで上昇しました。
その影響で、ハイテク株が売り込まれたことも、全体的な株安へ影響しています。
ここしばらく好調だったエヌビディアも、1%の下降となりました。
また、前日に引き続き、銀行株は売りが先行しており、バンク・オブ・アメリカは2.2%の下降となっています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年8月17日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月17日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
US30の日足は長い上ヒゲを伸ばしながらの続落となり、平均足の下を推移しています。
平均足との距離もさらに拡大しました。
平均足は既に陰線に転換しており、大局は下降トレンドである可能性が高いです。
戻り目の水準を探るために、フィボナッチの各数値が役立ちそうです。
<1時間足チャート分析>
一度は下抜けした長期サポートラインに対して、反発する動きで何度か上抜けするものの、そのたびに押し戻されています。
現在は長期、中期、短期のサポートラインをまとめて下抜けした水準で値動きしており、平均足が陰線であることも併せて、売り圧力の強さを確認できます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年8月17日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月17日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は安値を更新する陰線となり、意識されやすい15,000ポイントの水準を割り込みました。
平均足は既に9陰連が確定しており、ローソク足との位置関係から見ても全体の流れは下降トレンドであることを示唆しています。
ローソク足と平均足が乖離しつつあるため、戻りのタイミングをフィボナッチで探る手も考えられます。
<1時間足チャート分析>
陰線が連続している平均足のさらに下をローソク足が推移しており、何度か平均足を上抜けするもののすぐに押し戻されています。
この下落していく過程にあって、中期、短期のサポートラインを下方向にブレイクしており、下落圧力の強さを示唆しています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年8月17日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月17日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足には下ヒゲがほとんどなく、安値を更新したところで引ける形の長い陰線となりました。
平均足は陰線が続いており、だんだんと実体部が長くなっています。
その下をローソク足が値動きする位置関係から見ても、大局は下降トレンドであることが示されています。
<1時間足チャート分析>
一時的にもみ合って、中期のサポートライン、レジスタンスラインを形成するものの、最終的には下方向にブレイクして、中期と短期のサポートラインを下抜けしました。
目先は下降トレンドと考えられるものの、平均足から大きく離れた位置で値動きしているため、一時的な戻りの可能性もあります。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年8月17日8時00分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
全銘柄がマイナス推移で、世界的なリスクオフ相場であることが読み取れます。
1位はドイツの株価指数であるGER30です。
米国株価指数はUS100が2位、US500が4位、US30が5位にランクインしています。
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OANDA Lab編集部
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