昨日(2023年10月4日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):33086.4(+101.1)<+0.31%>
US100(米国100株価指数):14772.0(+192.6)<+1.32%>
US500(米国500株価指数):4260.8(+29.2)<+0.69%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
10月4日の米国株主要3指数は、揃って反発しました。特にUS100が1%を超える上昇率です。
この日には、民間雇用サービス会社であるADPが9月の全米雇用報告を発表しました。
非農業部門の民間就業者数の増加幅は、市場の予想を大きく下回りました。
週末には本番ともいえる雇用統計が発表されますが、ADPの数値からは金融引き締め長期化の警戒感が和らぎ、長期金利上昇を抑え、株価の上昇へとつながりました。
とはいえ、米議会下院がマッカーシー議長を解任したため、政治面の不透明感が投資家心理に影を落とし、金融引き締めへの警戒感もまだ残っています。
US500が参照しているS&P500の主要セクターでは、一般消費財が約2%の上昇と、最大の上昇率を記録しました。
また、通信サービスと情報技術も上昇しています。
個別で見ていくと、フォード・モーター / Ford Motor Companyは、第3四半期の米国内における自動車販売台数が約8%増加しましたが、株価にはあまり変化がありませんでした。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年10月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、取引時間の前半に下落して直近の安値を更新したものの、そこから反発して陽線で引けました。
とはいえ、平均足は上ヒゲが完全に長い実体の部分に入り込んでいます。
また、ローソク足が平均足に先んじて下落しているため、大局は下降トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
陰線の状態の平均足に沿うように下落していましたが、底値圏に中期のサポートラインを形成しながら反発。
ローソク足が平均足を上抜けすることに伴って、平均足も陽線に転換しました。
このまま上昇していくのなら、少し前にブレイクした長期のサポートラインが抵抗になる可能性もあります。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年10月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
直近の安値付近まで下降するも、そこから反転上昇して陽線で引けました。
ローソク足の終値が平均足の下ヒゲと重複しているものの、平均足は陰線が連続しており、全体としては売り圧力が強いと考えられます。
平均足がレジスタンスになって再度の下落を見せるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
俯瞰的にチャートを見ると、長期のレジスタンスラインとサポートラインに挟まれた価格帯を行き来していて、明確なトレンドがないことが確認できます。
直近は、長期サポートライン付近まで下げてから反発し、平均足を上に抜けた状態です。
平均足も陽転しており、このまま上昇していくかに注目が集まります。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年10月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
直近の安値を少し更新してから反発して陽線で引けたため、陰線の連続出現は3でストップしました。
とはいえ、価格は平均足よりはるか下の安値圏にあり、平均足も綺麗に陰線が連続しているため、大局は下降トレンドの可能性が高いです。
目先は、下落トレンドを継続するか、反発上昇するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
長期のサポートラインをブレイク後も下落が続いたものの、底値圏で中期のサポートラインを形成してから反発しました。
ローソク足>平均足の位置関係となり、平均足も陽転しました。
さらに長期のサポートラインを上に抜けてからも上昇は続いています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年10月5日)の主な米国経済指標
10月5日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
10月5日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
10月5日(木)21:30(米国)8月貿易収支
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OANDA Lab編集部
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