先週金曜日(2024年1月12日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):37548.5(-160.0)<-0.42%>
US100(米国100株価指数):16823.8(-1.8)<-0.01%>
US500(米国500株価指数):4779.5(-1.2)<-0.03%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
1月12日の米国株主要3指数は、高値圏からの反落となりました。
ただし、週で見ると3指数ともに上昇しています。
この日は、医療保険大手の株が売られることで、全体を押し下げました。
ユナイテッドヘルス・グループ / UnitedHealth Group Incorporatedは、肺炎などを引き起こすRSウイルスや新型コロナウイルスの流行に伴って、医療サービス関連費が増加したと発表。
これがマイナス視され、3.4%下落しています。
またこの日には卸売物価指数(PPI)が発表され、前月比0.1%下落と予想に反する結果になりました。
モノの価格が下落しているのに、サービス価格が変わらないことで、長期金利が低下。
その影響でハイテク株に買いが集まりました。
また、中東イエメンの親イラン武装組織フーシ派を巡って緊張が高まり、シェブロン / Chevron Corporationなど原油関連銘柄が上昇しています。
その一方で、部品供給網に混乱があったテスラ / Tesla, Inc.が大幅に下落して3.67%安。
それ以外では、ボーイング / The Boeing Companyが2.2%下落、マイクロソフト / Microsoft Corporationが1.0%上昇、IBM / International Business Machines Corporationが2.2%上昇しました。
フェドウォッチによれば、FRBによる3月利下げ確率は79.5%で、前日の73.2%から上昇しています。
なおこの日には、金融大手の多くが決算を発表しました。
バンク・オブ・アメリカ / Bank of America Corporationは1.06%下落、ウェルズ・ファーゴ / Wells Fargo & Companyは3.34%下落しました。
一方でシティグループ / Citigroup Inc.は1.04%上昇しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年1月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月15日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は高値圏から反落する陰線が立ち、ローソク足の先端は平均足と重複する領域にあります。
平均足は陽線をキープしているものの、実体が短く、下ヒゲが長いため、上昇の勢いは弱まっていると考えられます。
もみ合っている現在の水準を上抜けできるかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
一時上昇したものの、中期のレジスタンスラインに阻まれて下落しています。
ローソク足と平均足が何度も交わり、平均足の色も複数回転換しているため、目先はトレンドレスな展開であると考えられます。
上下にある中期のラインのどちらを試していくかがポイントになりそうです。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年1月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月15日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
上ヒゲが長く伸び、実体がほとんどないトンカチに近い形で引けたのが先週金曜日です。
一時的に陰転していた平均足は陽転したものの、実体がほぼなく、トレンドの勢いは衰えていると考えられます。
ローソク足>平均足の位置関係を保ったまま、直近高値を超えていけるかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
高値はほぼ同じ水準で頭を押さえられていますが、安値は切り上げており、ペナントを形成していると考えられます。
ローソク足と平均足が何度もクロスし、平均足も陽転と陰転を繰り返しているため、目先の流れは失われています。
ここから上下どちらにブレイクしていくかに注目です。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年1月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年1月15日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、高値圏で長い上ヒゲを伸ばして反落しました。
平均足は長く陽線を維持していますが、実体が短くなっており、上昇の勢いは一時的に減退しています。
目先の高値を超えて続伸していけるかがポイントになりそうです。
200日移動平均線は右肩上がりなので、大きな視点では買い優勢と考えられます。
<1時間足チャート分析>
長期のレジスタンスラインが機能しており、先週金曜日には一時上抜けしたものの、長い上ヒゲを伸ばして反落しています。
それ以降はローソク足と平均足がほぼ同じ位置にあって絡み合っており、相場は方向感を失っていると考えられます。
再度、長期のレジスタンスラインを試すかに注目が集まります。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年1月15日)の主な米国経済指標
特になし
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2024年1月15日8時00分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)は微増、売り(Short)も増加し、差し引きすると合計(Net)の売りは少し増えています。
Open Interest(総取組高)も、前週より増加しています。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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