昨日(2024年3月4日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):38936.5(-84.5)<-0.22%>
US100(米国100株価指数):18217.1(-70.4)<-0.38%>
US500(米国500株価指数):5129.2(-1.6)<-0.03%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
3月4日の米国株主要3指数は、それぞれが反落しました。
下落率が大きかったのは、US100、次いでUS30です。
欧州委員会は、アップル / Apple Inc.が音楽配信市場で独占的な地位を乱用し、健全な競争を阻害しているとして、18億4000万ユーロの制裁金を科すことを発表しました。
これによって売りが進み、US30を押し下げる要因となりました。
US500の参照先であるS&P500の主要なセクターでは、公益事業が1.6%上昇しましたが、通信サービスは1.5%下降しました。
他に個別で見ていくと、生成AI普及拡大の見通しから、エヌビディア / NVIDIA Corporationは3.6%上昇しました。
また、S&P500への採用が決まった、サーバ大手のスーパー・マイクロ・コンピューター / Super Micro Computer, Inc.は、18.7%と急伸しました。
逆に、地銀のニューヨーク・コミュニティ・バンコープ / New York Community Bancorp, Inc.は、格付大手のムーディーズ・インベスターズ・サービスが4段階の格下げを行うことで、23.1%の急落となっています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年3月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は高値圏から反落する陰線で引けて、ローソク足の終値は平均足の上ヒゲと接触しています。
過去最高値から高値を切り下げており、上昇の勢いが弱まっていると考えられます。
平均足は陽連中ですが、やや上昇の角度が浅くなっています。
もう一度高値を試していくかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
ローソク足と平均足が複数回交差する上下の振れ幅が大きい展開ですが、高値、安値ともに切り上げているため、目先はどちらかというと上昇トレンドと考えることができます。
上下の近い位置に中期のレジスタンスライン、サポートラインがあり、その先には長期のレジスタンスライン、サポートラインが控えています。
ここから上下どちらのラインを試すかがポイントになりそうです。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年3月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、最高値を更新後に反落する陰線をつけました。
これまでの推移を見ると、おおむねローソク足は平均足より高い価格帯を維持しつつ、上昇を見せています。
また平均足は陽連中で、200日移動平均線も右肩上がりなので、大局は上昇トレンド寄りと考えられます。
<1時間足チャート分析>
長期のレジスタンスラインを上抜けして上昇の勢いが加速しましたが、中期のレジスタンスラインを天井に反落しています。
この下降でローソク足は平均足を下に抜けて、平均足も陰転しました。
ここからもう一度上を目指す場合には、中期のレジスタンスラインを抜けていく展開が想定されます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年3月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は最高値を更新したものの、上ヒゲを伸ばして反落する陰線で引けています。
平均足は陽連中で実体も再び長くなりつつあり、下ヒゲも短くなってきています。
200日移動平均線も右肩上がりで、それより上にローソク足があることから、大局は上昇トレンドと考えられます。
平均足付近まで下落して押し目をつけてから続伸する可能性もありそうです。
<1時間足チャート分析>
長期のレジスタンスラインを上に抜けてから、中期のレジスタンスラインが引かれた水準を天井に反落しました。
ローソク足は一時的に平均足を下抜けし、平均足も陰転するものの、反転上昇して中期のレジスタンスラインをブレイクしています。
しかしすぐに反落し、このラインより下で1日の取引を終えています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年3月5日)の主な米国経済指標
5日(火)23:45(米国)2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(火)23:45(米国)2月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(火)24:00(米国)1月製造業新規受注(前月比)
5日(火)24:00(米国)2月ISM非製造業景況指数(総合)
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OANDA Lab編集部
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