先週金曜日（2024年4月12日）の米国主要3指数振り返り

• 終値：
  US30（米国ウォールストリート株価指数30）：37985.9（-517.5）＜-1.34%＞
  US100（米国100株価指数）：18017.0（-310.0）＜-1.69%＞
  US500（米国500株価指数）：5127.4（-77.2）＜-1.48%＞

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

4月12日の米国株主要3指数は、中東情勢の緊迫化によりリスク回避の売りが先行しました。

さらに、早期利下げ観測の後退や銀行関連銘柄の決算が予想以下だったことも、株安を助長しました。

US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターは、全てが下落しました。
特に素材が売り込まれました。

個別で見ていくと、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ / Advanced Micro Devices, Inc.が4.2％、インテル / Intel Corporationが5.2％下降しています。
これは中国当局が、国内の主要通信事業者に向けて、外国製プロセッサーを2027年までに段階的に排除するように指示した報道が嫌気されたことによる下落と思われます。

ユナイテッド・ステイツ・スチール / United States Steel Corporationは、日本製鉄による149億ドルの買収案を株主が承認することで、2.1％下落しました。

JPモルガン・チェース / JPMorgan Chase & Co.の四半期決算は、利益が市場予想を上回っています。
しかし市場事業を除く通期の純金利収入見通しがアナリストの予想を下回り、6.5％の下落となりました。

ウェルズ・ファーゴ / Wells Fargo & Companyは、四半期決算で借り手の需要減などがあり利益が7％減少、小幅安で引けました。

シティグループ / Citigroup Inc.は、四半期決算が27％の減益となり、1.7％下落しました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日（2024年4月15日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年4月15日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

先週金曜日の日足は、直近安値を更新する長い陰線が立ちました。
ダブルトップ成立からトレンドが転換したと見られ、陰連する平均足より下にローソク足が並んでいます。
まだ200日移動平均線はローソク足より下にあるため、長期的には買い優勢の可能性も考えられますが、この付近まで押し目をつけるケースも想定されます。

＜1時間足チャート分析＞

直近は長期サポートラインに頭を押さえられる展開が続いていましたが、ここを上に抜けることができずレジスタンスになり下落しました。
この下落にともなって平均足は陰転しています。
中期サポートラインを割り込み、底値圏で小幅に反発して先週の取引を終えています。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日（2024年4月15日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年4月15日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

先週金曜日の日足は、毛抜き天井のような並びとなる長い陰線で引けて、ローソク足の終値は平均足の下ヒゲより安い位置にあります。
平均足は陰連が始まっているものの、実体は短く上ヒゲが長いため、下落の勢いは強くないと考えられます。
直近の安値を下に抜けて、1万7000ポイント台に突入するかに注目です。

＜1時間足チャート分析＞

上下に振幅する方向感のない展開が続いています。
直近では、大きく上昇してから長期サポートラインに頭を押さえられて反落しました。
この下落にともなって、平均足は陰転しています。
結果的に中期サポートラインに到達できず、反発して先週の取引を終えています。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日（2024年4月15日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2024年4月15日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

先週金曜日の日足は、直近の安値を更新する長い陰線が立ちました。
平均足は陰連が始まっており、ローソク足がそれより下を推移する下降トレンドの初動と思しきチャート形状となっています。
200日移動平均線はさらに下にあるため、このまま下がった場合の押し目になる可能性も考えられます。

＜1時間足チャート分析＞

方向感なく上下動する展開が続いていましたが、切り下げた中期レジスタンスラインに頭を押さえられて下落。
追い抜かれた平均足は陽線から陰線に転換しました。
長期、次いで中期のサポートラインを下に抜けてから下げ止まり、中期サポートライン付近まで戻って取引を終えています。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日（2024年4月15日）の主な米国経済指標

15日（月）21:30（米国）4月ニューヨーク連銀製造業景気指数
15日（月）21:30（米国）3月小売売上高（前月比）
15日（月）21:30（米国）3月小売売上高（除自動車）（前月比）
15日（月）23:00（米国）4月ＮＡＨＢ住宅市場指数

本日発表予定の経済指標はこちら

CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート

（画像は2024年4月15日8時40分のもの）

S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い（Long）はほぼ横ばい、売り（Short）は減少したため、差し引きすると合計（Net）の売りは4週連続の減少となりました。
Open Interest（総取組高）は、前週と大きく変わりませんでした。

CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら

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