ニュース
伊藤忠商事がセブン&アイ・ホールディングス創業家からの要請に基づき、同社買収計画参加の検討に入ったことが25日、分かった。傘下のファミリーマートとセブン―イレブンのコンビニ協業による相乗効果を念頭に置く。セブン&アイ創業家は資金確保を急いでいるが、伊藤忠の社内には出資は容易に判断できる問題ではないとの声もあり、調整が難航する可能性もある。
創業家側は創業者の次男でセブン&アイ副社長を務める伊藤順朗氏と、創業家の資産管理会社が主導。買収のための特別目的会社を設立し、買収後に株式を非上場化する構想がある。
伊藤忠の財務基盤に懸念はないが、買収に参加する場合は独禁法上の問題が生じる可能性があり、出資比率を抑える必要があるとみられる。2024年度に設定した投資枠1兆円のうち大半を既に使っていることも検討上の課題となる。
共同通信社提供

Provided by
共同通信社
東京を拠点とする日本を代表する総合国際通信社。自らが取材したニュース、共同通信論説委員室で執筆した社説および一部の加盟社が取材したニュースなどを、加盟社である全国の新聞社とNHK、契約社である民間放送局や一部の新聞社、ネット媒体等に配信。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。