トランプ大統領、原油値下げ要求

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 【ダボス共同】トランプ米大統領は23日、サウジアラビアなどでつくる石油輸出国機構(OPEC)に対し「原油価格を下げなければならない」と要求した。実現すれば「ロシアとウクライナの戦争はすぐに終わるだろう」と述べ、原油相場の引き下げを通じて、産油国のロシアが戦闘を続ける能力を低下させ、停戦圧力をかける考えを示した。

 米連邦準備制度理事会(FRB)に対しては「ただちに利下げを求める」とも主張。家計や企業の負担軽減につながる原油の値下げや、減税を含めて政策手段を駆使し、米経済の底上げを目指す姿勢を強調した。

 スイス東部ダボスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)にオンラインで参加し、集まった政財界の指導者らに演説した。ただ、原油価格の下落は産油国の収入減につながりかねず、反発を招く可能性がある。

 FRBは28、29日に金融政策を協議する連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。主要政策金利を据え置くとみられ、トランプ氏の要求を受けた対応に注目が集まりそうだ。


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