米GDP、3年ぶりマイナス成長

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 【ワシントン共同】米商務省が30日発表した1~3月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、年率換算で前期比0・3%減と、2022年1~3月期以来3年ぶりのマイナス成長となった。トランプ米政権が相次いで打ち出した関税措置の本格導入を前に、GDPにはマイナスに働く「輸入」が駆け込みで大幅に増え、経済に急ブレーキがかかった。個人消費も伸び悩んだ。

 前期(24年10~12月期)は2・4%増だった。米経済はこれまで堅調に成長してきたが、1月に就任したトランプ大統領にとって、最初の3カ月の経済は厳しい評価となった。トランプ氏は30日、「関税とは関係がない。バイデン(前大統領)が悪い数字を残したというだけのことだ」と自身の交流サイト(SNS)に投稿した。

 輸入は前期比41・3%増と急増。国内でつくった製品を海外に売る輸出がGDPにプラスに働くのに対し、海外の製品を国内に入れる輸入はGDPのマイナス要因とされる。個人消費は1・8%増で、前期の4・0%増から縮小した。


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