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【ワシントン共同】トランプ米大統領は10日、スイスのジュネーブで実施された米国と中国の閣僚級の貿易協議に関して「多くを議論し、多くの合意に至った。大きな進展だ」とSNSに投稿した。両国は互いに100%を超える高関税をかけ合っており、関税引き下げが実現するかどうかが焦点の一つだ。協議は11日も継続する。
トランプ氏は協議が「友好的で建設的だった」と説明。交渉内容に関連して「完全なリセット」との表現を使ったが、具体的な内容には触れておらず、詳細は不明だ。「中国と米国双方の利益のために、中国(市場)が米国企業に開かれることを望む」とも書き込んだ。
米メディアによると、米国からはトランプ政権で関税交渉を担うベセント財務長官と通商代表部(USTR)のグリア代表が参加し、中国からは何立峰副首相が出席した。協議は10、11日の2日間の予定。
トランプ氏は2月、合成麻薬「フェンタニル」の原料が中国で製造され、メキシコなどから流入していると主張して中国に追加関税を発動。4月には「相互関税」を導入した。
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