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フジテレビ親会社のフジ・メディア・ホールディングス(HD)は16日、大株主の米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」が提案した12人の社外取締役候補全員の「選任に反対する」との意見を公表した。会社提案として新たな取締役候補に前ファミリーマート社長の沢田貴司氏ら4人を充てる人事も発表。清水賢治専務ら7人も含めた計11人を6月25日の定時株主総会に諮る。
ただダルトン側が株主提案を取り下げなければ、取締役の選任を巡り議決権争奪戦に発展する可能性もある。フジHDが同日発表した25年3月期連結決算は、元タレント中居正広氏の「性暴力」に端を発する一連の問題によるスポンサー離れが響き、純損益が201億円の赤字(前期は370億円の黒字)に転落。赤字は1997年の上場以来初めて。
子会社のフジテレビの25年3月期決算も純損益が328億円の赤字(前期は36億円の黒字)に転落した。広告収入が前期比16・0%減の1237億円となったことが響いた。26年3月期は983億円とさらなる減少を見込んでいる。
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