日本生命、主力の国内営業を強化

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 日本生命保険の朝日智司社長(61)は18日までに共同通信のインタビューに応じ、人工知能(AI)の活用などで主力の国内営業を強化する方針を示した。新型コロナウイルス流行により営業活動が制限されたことで落ち込んだ業績は回復傾向にあるとし「軌道に乗せる」と意気込んだ。

 日生はコロナ禍を経てデジタルツールを通じた非対面での接点づくりを進めている。また、営業職員が顧客の意向を聞き取り、その内容をAIが分析することで、最適な保険の提案や業務の効率化につなげる。

 日生は昨年、海外生保の買収や出資を発表。事業の多角化を進めているが、国内生保事業も並行して強化する。

 少子高齢化が深刻な地方の課題解決も進める。今秋からはレセプト(診療報酬明細書)などのデータを活用し、自治体ごとに医療費の傾向を示したリポートを自治体に提供する。住民の健康促進につなげ、生保が多くの顧客を抱える地方の人口や経済を維持する狙いがある。朝日氏は「地域とともに成長できる道を探りたい」と話した。


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