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日産自動車は15日、主力拠点の一つ、追浜工場(神奈川県横須賀市)での車両生産を2027年度末に終了すると発表した。子会社の日産自動車九州(福岡県苅田町)に生産を移管、統合する。上場子会社である日産車体の湘南工場(神奈川県平塚市)でも26年度末に生産を打ち切る。販売不振で余剰となった生産能力を大幅に削減し、業績立て直しを急ぐ。イバン・エスピノーサ社長は横浜市の本社で記者会見し、国内の車両工場について「削減や統合はこれ以上行わない」と述べた。
追浜工場の約2400人の従業員は27年度末まで勤務を続け、その後の雇用は労働組合と協議する。湘南工場の人員の扱いは日産車体が決めると説明している。
追浜工場の活用法は複数のパートナーと協議中という。関係者によると、台湾の鴻海精密工業が追浜工場で鴻海の電気自動車(EV)を生産することを検討している。
エスピノーサ氏は今回のリストラに関し「苦渋の決断だった」と強調した。追浜地区にある総合研究所や衝突試験場、製品輸出などに使う専用埠頭などの機能は継続させる。
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