日立、白物家電売却を検討

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 日立製作所が国内の白物家電事業を手がける日立グローバルライフソリューションズ(GLS)の売却を検討していることが4日、分かった。鉄道などの収益性の高い事業に経営資源を集中するグループ構造改革の一環。複数の企業に打診したもようで、韓国の経済紙、毎日経済は韓国のサムスン電子、LG電子などが買収意向を伝えたと報じた。

 日立GLSは冷蔵庫や洗濯機、電子レンジが主力製品だ。栃木市と茨城県日立市に製造拠点を置く。日立はグループとして近年、デジタル技術を活用して継続的に収益を稼ぐことができるサービスに力を入れている。売りきりのビジネスが中心の白物家電はデジタルサービスとの相乗効果が薄いと判断した。

 毎日経済によると、トルコの家電大手アーチェリックや中国企業なども買収意向を示した。日立は10月に優先的交渉権を与える企業を絞り込み、12月に最終的に売却先を決定するという。サムスンの買収意欲が最も強いと報じている。日立GLSは買収の条件として、社員の雇用の保証や、ブランド名を5年間維持することを求めている。


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