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【ニューデリー共同】インド政府は22日、日本の消費税に相当する「物品サービス税」(GST)の税率を大幅に引き下げた。食品や日用品、自動車、家電製品などが対象。内需の拡大を促し、トランプ米政権がインドに課した50%の関税による経済への打撃を和らげる効果を期待している。
同時に、これまで5%から28%まで4段階だった税率を5%と18%の二つに簡素化。シャンプーや歯ブラシなどの日用品や即席麺、コーヒーといった食品は12%または18%だった税率を5%にした。排気量1・2リットル以下の小型車やテレビなどは28%から18%に下げた。ホテル宿泊代などのサービスも引き下げの対象。
モディ首相は21日の国民向け演説で「日用品のほとんどがより安価になる。この改革はインドの成長を加速させる」と強調。身の回りの外国製品が増えているとして「インドの国産品を購入すべきだ」と呼びかけた。
秋はインドの祭事期で大型商戦が始まる。地元メディアによると、経済効果が2兆ルピー(約3兆4千億円)に上るとの見通しを示した。
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