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イエレン・ダッシュボード

イエレン・ダッシュボードとは、前FRB議長であるジャネット・イエレン氏が金融政策判断で重視したとされる複数の雇用関連指標を多角的に評価する考え方を指す言葉です。

イエレン氏が、単一指標ではなく、9~10項目の雇用関連指標(「非農業部門雇用者数」「失業率(U-3)」「労働参加率」「広義の失業率(U-6)」「長期失業者の割合」「自発的離職率」「求人率」「採用率」「解雇率」)を総合的に見る姿勢を示してきたことから、その姿勢がダッシュボードになぞらえて名付けられました。

イエレン・ダッシュボードは、米国の労働市場の強さを測る視点として、今も多くの市場関係者に意識されています。

指標全体が底堅い場合、米国で高金利政策が継続するとの見方が強まりやすく、ドル相場を下支えする材料として受け止められることがあります。

逆に、複数の指標に弱さが見られると、利下げ期待や景気後退懸念が高まり、ドルの先行きに対する見方が変化しやすくなります。

イエレン・ダッシュボード自体が為替を直接動かすわけではなく、米金融政策の方向性や相場のセンチメントを読み解く補助的な考え方と捉える必要があります。


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