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「獺祭」米国市場での成長に注力

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 【ニューヨーク共同】米東部ニューヨーク州を生産拠点に2023年から現地ブランドの日本酒を展開する「獺祭」(旧旭酒造、山口県岩国市)の桜井博志会長(74)が29日までに共同通信の取材に応じ、今後も米国市場での成長に注力していく考えを示した。販路拡大は道半ばとの認識を示しつつ「米国に合わせた酒造りはしない。日本で造る獺祭と同じ品質の、売れるべきものを造っていく」と強調した。

 米国の現地ブランド「ダッサイ ブルー」は23年9月に流通を開始。ニューヨーク中心部から北に100キロ以上離れた地域に建設した酒蔵で造り、レストランや小売店で提供している。桜井氏は米国に居住しながら酒造りに携わっており、今年9月18日に2周年を記念してマンハッタンで開いたパーティーは、多くの関係者らでにぎわった。

 獺祭全体の24年9月期の売上高は200億円弱。これを将来的に1千億円に引き上げる目標を掲げる。「世界の中で米国市場は重要だ」とし、さらなる米国展開に向け富裕層をターゲットに日本酒の浸透を狙う。


共同通信社提供



 
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