スポット
(21日終値)
ドル・円相場:1ドル=151.93円(前営業日比△1.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=176.24円(△0.75円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1600ドル(▲0.0042ドル)
ダウ工業株30種平均:46924.74ドル(△218.16ドル)
ナスダック総合株価指数:22953.67(▲36.87)
10年物米国債利回り:3.96%(▲0.02%)
WTI原油先物11月限:1バレル=57.82ドル(△0.30ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4109.1ドル(▲250.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は3日続伸。積極財政や金融緩和を志向するとされる高市早苗氏が新首相に就任したことを手掛かりに海外勢が円売りを進めると、22時前に一時152.17円と日通し高値を付けた。
米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.94%台まで低下したことが相場の重しになると一時151.46円付近まで下押しする場面もあったが、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けて全般ドル買いが進むと151.97円付近まで持ち直すなど、終日底堅い展開が続いた。
なお、高市首相は21日夜、就任後初の記者会見に臨み、「初閣議で経済対策の策定を指示する、物価高対策講じる」「金融政策の手法は日銀に委ねられる、コミュニケーションは良くしてゆきたい」「政府・日銀のアコード、今の段階で直ちに見直すことは考えていない」などと話した。
・ユーロドルは3日続落。米政府機関の一部閉鎖が近く終了するとの観測が出るなど、米景気に悪影響を及ぼしうる材料が足もとで後退する中、ユーロ売り・ドル買いが先行。ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いのフローが観測されると一時1.1598ドルと日通し安値を更新した。
ただ、米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入ったため、一本調子で下落する展開にはならなかった。
・ユーロ円は続伸。海外勢が高市首相誕生による円売りを進めると、22時前に一時176.62円と日通し高値を付けた。そのあとは175.85円付近まで下押ししたものの、1時30分過ぎには176.44円付近まで持ち直した。ドル円につれた動きとなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、史上最高値を更新した。決算内容が好感されたスリーエム(3M)とコカ・コーラが買われ、相場の押し上げ要因となった。上げ幅は410ドルを超える場面があった。ただ、トランプ米大統領が「中国の習近平国家主席との会談は実現しないかもしれない」などと発言すると、伸び悩んだ。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落。ネットフリックスやテスラなど、主要ハイテク企業の決算発表を控えて持ち高調整目的の売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。新規材料に乏しい中、持ち高調整目的の買いがやや優勢となった。
・原油先物相場は小反発。前日に一時、期近物として5カ月ぶり安値を付けた直後ということもあり、値ごろ感からの押し目買いが入った。もっとも、需給が緩むとの観測がくすぶる中で明日の週間原油在庫統計を見極めたいとして上値は限られた。
・金先物相場は大幅に反落。前日に大幅反発して中心限月ベースでの過去最高値を更新した直後だけに、利益確定売りが先行した。ドルがユーロに対して上昇したことで、ドル建てで取引される金の割高感につながった事も重しとなった。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=151.93円(前営業日比△1.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=176.24円(△0.75円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1600ドル(▲0.0042ドル)
ダウ工業株30種平均:46924.74ドル(△218.16ドル)
ナスダック総合株価指数:22953.67(▲36.87)
10年物米国債利回り:3.96%(▲0.02%)
WTI原油先物11月限:1バレル=57.82ドル(△0.30ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4109.1ドル(▲250.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は3日続伸。積極財政や金融緩和を志向するとされる高市早苗氏が新首相に就任したことを手掛かりに海外勢が円売りを進めると、22時前に一時152.17円と日通し高値を付けた。
米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.94%台まで低下したことが相場の重しになると一時151.46円付近まで下押しする場面もあったが、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けて全般ドル買いが進むと151.97円付近まで持ち直すなど、終日底堅い展開が続いた。
なお、高市首相は21日夜、就任後初の記者会見に臨み、「初閣議で経済対策の策定を指示する、物価高対策講じる」「金融政策の手法は日銀に委ねられる、コミュニケーションは良くしてゆきたい」「政府・日銀のアコード、今の段階で直ちに見直すことは考えていない」などと話した。
・ユーロドルは3日続落。米政府機関の一部閉鎖が近く終了するとの観測が出るなど、米景気に悪影響を及ぼしうる材料が足もとで後退する中、ユーロ売り・ドル買いが先行。ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いのフローが観測されると一時1.1598ドルと日通し安値を更新した。
ただ、米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入ったため、一本調子で下落する展開にはならなかった。
・ユーロ円は続伸。海外勢が高市首相誕生による円売りを進めると、22時前に一時176.62円と日通し高値を付けた。そのあとは175.85円付近まで下押ししたものの、1時30分過ぎには176.44円付近まで持ち直した。ドル円につれた動きとなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、史上最高値を更新した。決算内容が好感されたスリーエム(3M)とコカ・コーラが買われ、相場の押し上げ要因となった。上げ幅は410ドルを超える場面があった。ただ、トランプ米大統領が「中国の習近平国家主席との会談は実現しないかもしれない」などと発言すると、伸び悩んだ。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落。ネットフリックスやテスラなど、主要ハイテク企業の決算発表を控えて持ち高調整目的の売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。新規材料に乏しい中、持ち高調整目的の買いがやや優勢となった。
・原油先物相場は小反発。前日に一時、期近物として5カ月ぶり安値を付けた直後ということもあり、値ごろ感からの押し目買いが入った。もっとも、需給が緩むとの観測がくすぶる中で明日の週間原油在庫統計を見極めたいとして上値は限られた。
・金先物相場は大幅に反落。前日に大幅反発して中心限月ベースでの過去最高値を更新した直後だけに、利益確定売りが先行した。ドルがユーロに対して上昇したことで、ドル建てで取引される金の割高感につながった事も重しとなった。
(中村)
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