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成田年間発着枠、34万回に拡大

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 成田空港の年間発着枠の上限が26日、現状の30万回から34万回に拡大する。インバウンド(訪日客)など旺盛な航空需要の高まりを受けた形で、引き上げは15年ぶり。2029年3月末の供用開始を目指す滑走路の新増設で、将来的には50万回となる見通しで、空港関係者は「成田の姿が大きく変わる『第2の開港』に向けた足掛かりとなれば」と期待を込める。

 成田の発着枠は10年に国、千葉県、空港周辺の9市町などでつくる協議会で30万回への拡大に合意。今年1月に34万回化が決まり「地域の理解を得ながら」冬ダイヤへの移行に合わせて実施した。

 成田国際空港会社(NAA)によると、25年度の発着回数は25・5万回を見込み、国際線では新型コロナウイルス禍前を上回る勢いという。27年度の経営目標では29万回を掲げており、現状の30万回では「パンク」寸前となるため、枠を拡大する必要があった。

 背景にあるのは訪日客の急増だ。24年度、成田では初めて国際線の外国人旅客数が2千万人を超えた。


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