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自動車整備工、求人倍率5倍超え

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 自動車整備・修理工の2024年度の職業別有効求人倍率(パートタイムを含む常用。臨時雇用・季節労働除く)が、前年度比0・10ポイント上昇の5・09倍に達し、全職種平均の1・14倍を大幅に上回ったことが26日、厚生労働省への取材で分かった。5倍を超えるのは、同省が確認できる20年度以降初めて。人手不足は深刻で自動車の安全に影響する懸念もある。

 倍率は20年度の4・50倍から毎年上昇している。帝国データバンクによると、自動車整備事業者の24年度の休廃業や解散、倒産は計445件と過去最多だった。慢性的な人手不足が影響した。納期の遅延や受注台数の制限を余儀なくされる事例も目立つという。少子化や若者の車離れに加え、厳しい労働環境と低賃金が人手不足の要因との指摘がある。

 フルタイムに限定した24年度の求人倍率は5・45倍とさらに高くなる。厚労省はパートタイムを含む倍率の5・09倍が一般的な数値としている。

 NTP名古屋トヨペットは中途採用を強化しようと、社員が知人を紹介する「リファラル採用」に乗り出している。


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