値ごろ感
値ごろ感とは、現在の価格水準を割安または割高とみなす投資家の主観的な評価を指します。
株式・商品取引で使われてきた用語が、個人投資家のFX参入拡大と共に為替市場にも浸透しました。
為替は株と異なり企業価値の基準がないため、値ごろ感が入り込みやすい市場特性があります。
値ごろ感は過去の価格水準・チャートパターン・心理的節目から生まれ、指値注文や逆張りエントリーに影響することがあります。
また、多くの投資家が同じ値ごろ感を持つと、特定水準で反発しやすい・失速しやすいなどの動きが出ることがあります。
あくまで主観であり、ファンダメンタルズとは一致しない場合が多いです。
市場環境が変化すると過去の水準がそのまま適正とは限らず、値ごろ感が判断を誤らせる場合があります。
値ごろ感に頼った逆張りは、トレンド相場で損失拡大の要因になりやすいです。
関連用語には、反転を狙って逆方向に取引する「逆張り」、トレンドに沿ってポジションを取る「逆張り」があります。