ホーム » 用語解説登録 » アセット・アプローチ

アセット・アプローチ

アセット・アプローチには、企業価値評価と為替理論の2つの意味があり、用いられる文脈によって言葉の指す内容が異なります。

企業価値評価においては、企業が保有する資産と負債から純資産価値を算出する評価方法で、企業や不動産の市場価値を把握する目的で用いられます。

客観的な最低価値の算定が可能である点がメリットですが、将来の収益性や成長性を評価に反映しにくいため、収益力の高い企業では過小評価となる可能性があります。

企業全体、不動産、非上場株式などが評価対象で、M&A、相続税評価、会計、事業承継などの分野で利用されます。

一方、為替理論においては、通貨建て資産の需給関係によって為替レートが決まるとする理論で、為替相場の決定メカニズムを説明するために用いられます。

金融自由化や国際資本移動の拡大を背景に、投資家が異なる通貨建て資産を選好する行動を前提とし、資産市場の均衡を通じて為替レートが決定されると考える点に特徴があります。

通貨や為替レートが評価対象で、国際金融、為替市場分析、経済学などの分野で利用されます。


この記事をシェアする