限月
限月(げんげつ)とは、先物取引やオプション取引などにおいて契約が満了となる月を指します。
日本取引所グループでは「取引できる期限の月」と定義されています。
将来の決済月を定めるために生まれた概念で、日本では株価指数先物などにおいて3月・6月・9月・12月限が主流である一方、オプション取引では毎月が限月に設定される場合もあります。
限月の満了時には反対売買(ポジションを解消する売買)、または特別清算指数(SQ:Special Quotation)による強制清算が行われます。
限月設定は、先物・オプション市場の取引量・流動性・価格形成に大きな影響を及ぼします。
また、限月の交代(ある限月が終了し次の限月に注目が移ること)により取引の重心が移動し、スプレッドや需給など相場構造に変化が生じることがあります。
関連用語に、最も期限(満期)が近い限月「期近(きぢか)」、先の限月を指す「期先(きさき)」、取引量・関心が最も高い限月「中心限月」などがあります。