ダブルボトム
ダブルボトムは、下降トレンドの終盤に出現する、上昇トレンドへの転換を示唆する代表的な反転型のチャートパターンです。
安値をつけた後、一度反発し、再び下落して前の安値とほぼ同じ水準で二度目の安値をつけますが、この二度目の下落では明確に安値を割り込まない(または同水準で留まる)ことが特徴です。
2つの安値の間にある高値(戻り)の水準に引いた線をネックラインと呼びます。
市場の売り圧力(下降の勢い)が弱まり、安値圏で買い支える動き(下値の固さ)が強くなっている状況を示唆します。
二度目の安値形成後にネックラインを上回ったところが買いシグナルとなり、本格的な上昇トレンドの始まりと見なされることが多いです。
トレンドの転換を示すパターンは反転型(リバーサルパターン)に分類され、他にはヘッド&ショルダーズトップ(三尊天井)、ヘッド&ショルダーズボトム(逆三尊)、ダブルトップ、トリプルトップ、トリプルボトム、ソーサートップ、ソーサーボトムなどがあります。