欧州通貨
欧州通貨とは、ヨーロッパ地域で使用されている通貨の総称です。
中心となるのはユーロで、複数の国が共通で使用する通貨です。
一方、欧州には共通通貨に参加せず、英国のポンド、スイスのフランなどのように独自通貨を持つ国も含まれます。
欧州通貨は、第二次世界大戦後に進んだ欧州経済統合を背景に形成されました。
為替変動を抑え、域内貿易を円滑にする目的で共通通貨構想が進められ、ユーロは1999年に導入されました。
2002年からは紙幣・硬貨の流通が始まっています。
欧州通貨の中でも特にユーロは、米ドルと並ぶ主要通貨とされています。
貿易決済や為替取引、外貨準備などで広く利用され、為替市場では欧州の景気動向や金融政策、政治情勢が注目されます。
複数国の経済を反映するため、単一国家の通貨とは異なる値動きをする点、加盟国間の経済格差や財政状況の違いが通貨の安定性に影響する場合がある点には注意が必要です。
なお、ユーロカレンシー(Eurocurrency)という意味も持ち、こちらは「その通貨の発行国以外の市場に滞留・取引されている通貨」を指します。