好感
好感とは、株式や為替、債券などの金融市場で、ある材料やニュース、政策などが相場の先行きに対してプラスに評価されることを指します。
特に、景気回復期待・金融緩和・企業業績改善などの「ポジティブ・サプライズ」がある局面で多用されます。
こうした好感材料は、将来の収益拡大や景気改善への期待につながり、投資家のリスク選好を高める効果をもたらします。
好感材料が出ると、例えば株式市場では買いが入りやすく、指数や個別銘柄が上昇することがあります。
ただし、好感されたからといって必ずしも継続的な上昇につながるわけではありません。
「好感」が行き過ぎると調整・反落のリスクもあり、既に市場に完全に織り込まれていた場合は、材料出尽くし感によって上昇が限定的、あるいは下落に転じることもあります。
関連用語に、好感と反対の状況で、材料がマイナスと評価される際に使われる「嫌気」、先行き上昇を見込む市場心理「先高観」があります。