フェデラル・ファンド金利
フェデラル・ファンド金利(FF金利)とは、米国の民間銀行間で資金を一晩貸し借りするときに適用される短期金利のことです。
この金利はFOMC(米連邦公開市場委員会)が誘導目標を決定し、米国の金融政策運営の基盤となります。
FF金利は、米国の金融政策の主要手段として長年運用され、リーマン危機やコロナ禍などの局面で大きく変動しました。
FF金利が引き上げられるとドル金利が上昇し、ドル買い要因になります。
一方、FF金利が引き下げられるとドル金利が低下し、ドル売り要因になります。
金利差が拡大すると、ドル円などの通貨ペアでトレンドが発生しやすくなります。
FOMCでの発表は為替市場に大きなボラティリティをもたらす重要イベントです。
FOMC結果が予想と大きく異なる場合、急変動やスリッページが生じることがあります。
また、金利差だけで為替が動くわけではなく、景気指標・地政学リスクなどとの複合要因で変動する点には注意が必要です。