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GMTとは|UTCとの違いやFXにおける役割などをわかりやすく解説


GMT(グリニッジ標準時)とは、英国のグリニッジ天文台を基準とした時刻のことです。

金融市場の取引時間や、為替市場で時差を確認する際の基準として広く利用されています。

本記事では、GMTの意味やUTCとの違い、FXにおける役割についてわかりやすく解説します。

GMT(グリニッジ標準時)とは

GMT(グリニッジ標準時)の意味・定義と、その用途について解説します。

  • ・GMTの意味・定義
  • ・GMTが使われる主な用途

GMTの意味・定義

GMT(グリニッジ標準時)はGreenwich Mean Timeの略で、英国にあるグリニッジ天文台での天体観測に基づいて定められた時刻です。

英国のグリニッジ子午線を基準とし、平均太陽時を用いて算出されている点が特徴です。

かつてはGMTが世界の標準時として広く使われていましたが、1972年以降はより高精度な原子時計に基づくUTC(協定世界時)が国際標準として採用されています。

とはいえ、GMTとUTCの時刻差はほとんどないため、金融市場やFX取引では現在でも慣例的にGMTが時間の目安として使用されることがあります。

GMTが使われる主な用途

GMTは、現在でも時刻の基準としてさまざまな場面で活用されています。

特に投資やFXの分野では、以下のような用途があります。

・金融市場の取引時間の基準
株式市場やFX市場では、取引時間をGMTで把握することで、時差による混乱を避け、世界中のトレーダーが同じ基準で市場動向を捉えられます。

・為替市場の時間管理
FX取引では、主要市場(東京・ロンドン・ニューヨークなど)のオープン・クローズ時間をGMT基準で管理することで、世界の市場時間を統一した軸で比較できます。

・経済指標発表などの参照時間
世界の経済指標やイベントの発表時刻をGMTで確認することで、どの地域のトレーダーも同じ基準でスケジュールを把握できます。

GMTと「UTC」「JST」の違い

続いて、混同されやすいGMT・UTC・JSTの違いについて解説します。

  • ・GMTとUTCの違い
  • ・GMTとJSTの違い

GMTとUTCの違い

GMT(グリニッジ標準時)とUTC(協定世界時)は、どちらも時刻の基準として扱われますが、時間の決め方に違いがあります。

GMTは、もともと太陽の動きを観測して算出される平均太陽時に基づき決められ、長い間世界標準時として用いられてきました。

一方、UTCは原子時計の測定値を基に定義された現在の国際標準時で、GMTよりも安定性と正確性が高い特徴があります。

GMTは歴史的な時間体系、UTCはそれを置き換えた高精度な標準時という位置づけですが、実際の時刻はほぼ一致するため、金融市場やFXでは慣習的にGMT表記が使われる場面も多く見られます。

GMTとJSTの違い

GMTは英国グリニッジを基準にした時刻で、JST(日本標準時/Japan Standard Time)は日本国内で用いられる標準時です。

JSTは、兵庫県明石市を通る東経135度の子午線を基準として設定されています。

両者の間には9時間の時差があり、JSTはGMTより9時間進んでいます。

例えば、GMTで午前0時のとき、日本では午前9時になります。

この時差を理解しておくことで、海外市場のオープン時間や経済指標の発表時刻を正確に把握でき、FXや株式取引における時間管理にも役立ちます。

GMTとFXの関係性

GMTがFXにおいてどのように活用されているのかを解説します。

  • ・FX取引の時間基準として用いられるGMT
  • ・GMTとニューヨーククローズの関係

FX取引の時間基準として用いられるGMT

FX市場は世界中で24時間動いており、国や地域ごとに時差があります。

そのため、取引時間や市場の切り替わりを把握するには、共通の基準時刻が必要になります。

多くのFX会社や取引ツールでは、この基準時刻としてGMT(グリニッジ標準時)が用いられています。

GMTを基準にすることで、各市場のオープン時間を統一的に把握でき、時間帯による流動性の変化やボラティリティの高まりを予測しやすくなります。

GMTとニューヨーククローズの関係

FXでは、1日の終わりを示す基準として「ニューヨーククローズ」が広く使われるのが一般的で、この時間に合わせて日足が確定するよう、多くのチャートプラットフォームではサーバー時間をGMT+2(冬時間)またはGMT+3(夏時間)に設定しています。

日本時間(JST)に換算すると、ニューヨーク市場のクローズ時刻は、冬時間であれば朝7時、夏時間であれば朝6時となります。

日本のトレーダーにとっては、朝のタイミングで日足が切り替わることになります。

サブチャートに日本時間を表示できる「OANDA_Local_Time」

ここでは、OANDA証券が提供するMT5/MT4のサーバー時間の特徴と、サブチャートに日本時間を表示するインジケーター「OANDA_Local_Time」の使い方を解説します。

  • ・OANDA証券のMT5/MT4のサーバー時間
  • ・「OANDA_Local_Time」の使い方

OANDA証券のMT5/MT4のサーバー時間

MT5やMT4では、チャート上の時間はすべて取引サーバーの時間に基づいて表示されます。

OANDA証券のMT5/MT4のサーバー時間は、米国夏時間がGMT+3、米国冬時間がGMT+2 に設定されており、ニューヨーク市場のクローズ時刻(NY17時)をMT5/MT4の0:00として日足が確定する仕組みです。

以下の表は、サーバー時間と日本時間の差、および換算式を示しています。

この表を使えば、日本時間とサーバー時間を簡単に計算できます。

期間 サーバー時間(GMT) 日本時間(GMT+9)との差 日本時間からサーバー時間を求める式 サーバー時間から日本時間を求める式
米国夏時間 GMT+3 6時間遅い 日本時間-6時間 サーバー時間+6時間
米国冬時間 GMT+2 7時間遅い 日本時間-7時間 サーバー時間+7時間

このように、MT5やMT4のサーバー時間は日本時間と差があるため、チャート上の表示時間と日本時間が一致せず、取引時間やニュースの確認には注意が必要です。

手動で計算することも可能ですが、慣れないうちはその都度換算するのが煩わしく感じる場合も考えられます。

日本時間でチャート分析を行いたい場合は、サブチャート上に日本時間を表示できる「OANDA_Local_Time」のようなインジケーターを使うと、時間を一目で把握できます。

「OANDA_Local_Time」の使い方

「OANDA_Local_Time」はOANDA証券のオリジナルインジケーターで、MT5/MT4のサブチャートに日本時間を簡単に表示できます。

手順は以下の通りです。

①インジケーターをダウンロード
OANDA証券の「MT4/MT5のおすすめインジケーターライブラリ」で「OANDA_Local_Time」のダウンロードボタンをクリックしてダウンロードします。

20251218_インジケーターをダウンロード

②MT5/MT4のデータフォルダを開く
MT5/MT4のメニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックしてデータフォルダを開きます。

20251218_MT5MT4のデータフォルダを開く

出典:MT5

③「Indicators」フォルダ内にファイルをコピー
「MQL5」フォルダ(MT4の場合はMQL4)内にある「Indicators」フォルダの中に、ダウンロードしたex5ファイル(MT4の場合はex4ファイル)をコピーして貼り付けます。

20251218_「Indicators」フォルダ内にファイルをコピー

④MT5/MT4を再起動してチャートに適用
MT5/MT4を再起動後、チャートを選択した上でナビゲーター内の「OANDA_Local_Time」をダブルクリック、またはチャート上にドラッグ&ドロップします。

20251218_MT5MT4を再起動してチャートに適用

出典:MT5

⑤各種設定を行う
設定画面が開くので、MT5の場合は「仕様」タブ、MT4の場合は「全般」タブを選択し、「DLLの使用を許可する」にチェックを入れます。

20251218_各種設定を行う

出典:MT5

必要に応じて表示位置やフォントサイズ、色などを調整すれば設定は完了です。

20251218_サブチャート

出典:MT5

これで、サブチャートに日本時間が表示されます。

GMTに関するQ&A

GMTに関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・日本はGMT何時ですか?
  • ・GMTとUTCのどちらを基準にすべきですか?
  • ・夏時間と冬時間でGMTは変わりますか?

日本はGMT何時ですか?

日本標準時(JST)はGMT+9です。

これは、GMT(グリニッジ標準時)より9時間進んでいることを意味します。

日本は夏時間を採用していないため、1年を通して常にGMT+9となります。

GMTとUTCのどちらを基準にすべきですか?

現在の国際的な標準時刻としては、厳密性、正確性、および技術的な観点から「UTC」を基準にするのが望ましいです。

ただし、実用上はGMTもUTCもほぼ同じものとして扱って差し支えありません。

夏時間と冬時間でGMTは変わりますか?

GMT自体は常に固定で、夏時間や冬時間によって変わることはありません。

ただし、各国が夏時間を採用している期間は、現地時間とGMTの差が変わります。

例えば、米国のニューヨーク州では冬時間がGMT-5、夏時間がGMT-4となります。

【まとめ】GMTとは|UTCとの違いやFXにおける役割などをわかりやすく解説

GMT(グリニッジ標準時)は、英国・グリニッジ天文台の天体観測に基づいて定められた時刻を指します。

現在の正式な国際基準はUTC(協定世界時)ですが、GMTは慣習的に広く使われており、FXや海外市場の時差確認で特に重要です。

多くのFX会社のサーバー時間や、夏時間・冬時間の切り替え基準に用いられ、市場の取引時間や経済指標の発表時刻を把握する上で欠かせない時間体系として機能しています。

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