流動性 - FX初心者向け用語解説(りゅうどうせい)
流動性とは?
FX市場における流動性とは、市場参加者の多さと考えると理解しやすいと思います。
流動性とは、会計等では「換金しやすいかどうか」というような意味で使われることが多いことばですが、相場用語では、素早く決済を行うことができるかどうかという意味で使います。
FX市場ではEURUSDやUSDJPYといった通貨ペアは市場参加者が多く、流動性の高い通貨ペアといえます。 このため、市場で素早く取引相手が見つかる状況であるため、価格の動きが滑らかと言う特徴があります。
これに対し、ZARJPYやTRYJPYのようなマイナーな通貨ペアは市場参加者が少ない傾向があります。 このため、市場で取引相手を見つけるのがUSDJPYなどに比べると難しくなり、価格の変動率(ボラティリティ)が大きくなる傾向があります。
【流動性のイメージ】
FX市場全体での通貨ペアごとの取引量を見ると、ユーロドル、ドル円で全体の4割近くの取引取引量を占めており、流動性が高い通貨ペアというのが確認できると思います。その他通貨ペアになると徐々に取引量が少なくなり、流動性が少なくなります。
【FX市場の通貨ペアごとの取引量】
出所BIS