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マクロ経済とは|ミクロ経済との違いや具体例などをわかりやすく解説


マクロ経済とは、国全体や世界全体の経済活動の動きを捉える概念です。

GDP・物価・失業率など、国や世界全体の経済活動の結果として現れる数値や現象、それを引き起こす政策や仕組みを考察対象とする点が特徴です。

本記事では、マクロ経済の意味、特徴、よくある質問などを解説します。

マクロ経済とは

  • ・マクロ経済の意味
  • ・マクロ経済とミクロ経済の違い

マクロ経済の意味

マクロ経済とは、国全体や世界全体の経済の動きを指します

マクロ経済を評価するために経済指標が利用され、その経済指標にはGDP・CPI・失業率など多数の種類があります。

経済指標を総合的に把握することで、大局的な経済状態を知ることができます。

マクロ経済を研究分野とするのがマクロ経済学で、経済指標を分析したり財政金融政策の影響を調べたりします。

マクロ経済学を学ぶことによって、以下の諸問題について感覚でなく理論に基づいて考察できるようになります。

  • ・物価上昇や下落の原因
  • 金利インフレ動向を踏まえた投資判断
  • ・財政赤字・少子高齢化・格差問題など

マクロ経済とミクロ経済の違い

マクロ経済は国や世界の経済動向を示すのに対して、ミクロ経済は家計や企業の意思決定などが考察対象です。

例として、マクロ経済は森全体、ミクロ経済は森を構成するそれぞれの木と表現されることがあります。

両者は視点が異なるものの、相互に影響し合いながら経済の全体像を形作っています。

マクロ経済の主要指標

マクロ経済の主な指標として、以下の4点が挙げられます。

  • ・GDP(国内総生産)
  • ・CPI(消費者物価指数)
  • ・失業率
  • ・政策金利

GDP(国内総生産)

GDP(国内総生産)とは、1つの国で一定期間内に生産された付加価値の合計額です。

金額で表示されるため、各国間で大小の比較が可能です。

国全体の経済活動の結果を示す指標として重要視される一方、他の経済指標と比べて速報性に欠ける点が特徴です。

なお、実質GDPは物価変動の影響を除いたGDPで、名目GDPは物価調整前の数字を示します。

投資の世界で一般的に重視されるのは、実質GDPです。

CPI(消費者物価指数)

CPI(消費者物価指数)とは、物価動向を示す経済指標です。

消費者向けのモノやサービスの価格の変化を把握でき、各国の中央銀行が政策金利を決定する際に重視されます。

なお、CPIには総合指数とコア指数の区別があります。

総合指数は調査対象全体の物価動向を示すのに対して、コア指数は項目を限定しており、景気に関連する物価動向をより正確に把握できます。

失業率

失業率とは、働く意思と能力を持つ人全体のうち、職に就いていない人が占める割合を示す経済指標です。

職に就いておらず働く意思がない場合は、失業者としてカウントされません。

景気変動と密接な関係があり、景気が悪化すると上昇し、景気が回復すると低下する傾向があります。

政策金利

政策金利とは、各国の中央銀行が金融政策の運営において目標とする代表的な短期金利で、景気や物価の安定を図るために操作されます。

景気が過熱気味の場合は政策金利を引き上げて、企業や家計の借り入れコストを増加させます。

借り入れコストの増加により、各種需要を減退させ景気の過熱を抑えます。

不景気の場合には、政策金利を引き下げることにより企業や家計の借り入れコストを減らして需要を喚起します。

マクロ経済政策の分類

マクロ経済の政策手段として、2種類が挙げられます。

  • ・財政政策
  • ・金融政策

財政政策

財政政策とは景気の安定を図る政策の1つで、政府が歳入や歳出を調整することで実行されます。

歳入の調整方法としては税金や国債などが挙げられ、歳出は公共事業や社会保障などが該当します。

景気が過熱している場合には、税率を引き上げたり公共事業を縮小したりして景気を抑制します。

不景気の場合には、減税や公共事業拡大により景気回復を図ります。

金融政策

金融政策は物価の安定や経済の健全な成長を目指す政策を指し、中央銀行がその役割を担います。

金融政策の代表例として、政策金利の引き上げ、引き下げのほか、預金準備率操作などが挙げられます。

さらに、非伝統的な金融政策に、QE(量的緩和)フォワードガイダンスなどがあります。

マクロ経済に関するQ&A

マクロ経済に関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・経済学の始祖は誰ですか?
  • ・マクロ経済学の創始者は誰ですか?
  • ・国際マクロ経済学とは?

経済学の始祖は誰ですか?

一般的に、経済学の始祖はアダム・スミス(Adam Smith)とされています。

『国富論』の出版により、経済学を独立した学問分野として確立しました。

マクロ経済学の創始者は誰ですか?

一般的に、マクロ経済学の創始者としてジョン・メイナード・ケインズ(John Maynard Keynes)が挙げられます。

1929年の世界恐慌で従来の経済学(古典派経済学)が期待通りに機能しなかったことから、ケインズは新たな経済学の枠組みを作りました。

1936年の著書『雇用・利子および貨幣の一般理論』により、マクロ経済学は学問として確立されたと言われています。

国際マクロ経済学とは?

マクロ経済学は1つの国を対象として考察するのに対して、国際マクロ経済学は海外との経済関係も取り入れた学問です。

為替や国際収支だけでなく、異なる国の金融・財政政策が相互に与える影響や、国際資本の流れなども分析対象となります。

【まとめ】マクロ経済とは|ミクロ経済との違いや具体例などをわかりやすく解説

マクロ経済は、国全体や世界全体の経済の動きを指します。

マクロ経済を評価するために経済指標が利用され、GDP・CPI・失業率など多数の経済指標があります。

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