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ミクロ経済とは|基本要素やマクロ経済との違いなどをわかりやすく解説


ミクロ経済とは、個々の消費者や企業の行動、そして市場で起きている具体的な経済現象を指します。

日常の購買行動・価格設定・価格変化に伴う販売数量の変化などが含まれます。

ミクロ経済学は、消費者や企業の行動などを分析する学問です。

本記事では、ミクロ経済の意味、特徴、よくある質問などを解説します。

ミクロ経済とは

ミクロ経済とは、個々の消費者・企業の行動や、市場で実際に起きている経済現象そのものです。

消費者による日常の買い物や企業の価格設定、企業間の競争の結果などがミクロ経済に含まれます。

商品の価格が上がる場合の販売数量・金額がどのように変わるかなど、具体的な経済の姿も示します。

また、個々の消費者や企業の行動や、それらの相互作用によって市場で生じる経済的な現象を理論的に分析するのがミクロ経済学です。

消費者は満足度(効用)を最大化するように行動し、企業は利潤の最大化を目指すと仮定する点が特徴です。

消費者の需要と企業の供給が価格を通じて調整され、需要量と供給量が一致する点を「市場均衡」といいます。

市場均衡では価格と取引量が安定し、資源が効率的に配分されると考えられています。

ミクロ経済学を学ぶことによって、以下のような社会の問題についての理解が深まります。

  • ・最低賃金を引き上げると失業率がどのように変化するか
  • ・補助金や税金は市場にどんな影響を与えるか
  • ・政府が企業による独占を規制する理由は何か

ミクロ経済とマクロ経済の違い

ミクロ経済は、個々の消費者・企業・市場レベルで起きている具体的な経済の動きです。

マクロ経済は、国や社会全体として見た経済の状態や動きを示します。

ミクロ経済は価格や売買の変化など身近な現象を扱うのに対し、マクロ経済は景気や成長、物価全体の動向といった大きな流れを扱う点が特徴です。

ミクロ経済とマクロ経済は、経済という同じ対象についてアプローチが異なると言えます。

ミクロ経済の基本要素

ミクロ経済の基本要素として、以下の3点が挙げられます。

これらについて、ミクロ経済学の視点で解説します。

  • ・消費者の行動
  • ・企業の行動
  • ・市場メカニズムと均衡

消費者の行動

消費者は限られた予算の中で、満足度(効用)を最大化しようとします。

商品の価格や所得が変化すると効用も変化し、どの商品をどれだけ買うべきかを選択します。

ミクロ経済学は消費者の効用について分析しており、需要曲線や予算制約線などさまざまな概念を用いる点が特徴です。

企業の行動

企業は自社の技術や人的資源を使って、コストを最小にしつつ利益を最大化しようとします。

生産量の増加に伴い発生する追加費用(限界費用)は通常一定ではなく、逓増または逓減する傾向があります。

この限界費用が、企業の最適な供給量の決定に影響を与えます。

ミクロ経済学では、企業の生産行動について、生産関数や費用曲線などを使って研究します。

市場メカニズムと均衡

市場では、需要量と供給量は価格を通じて調整され、調整の結果として価格と取引量が決まります

一般的に需要量は価格が安いほど多く、価格が高いほど少なくなります。

供給量は逆で、価格が安いほど少なく、価格が高いほど多くなります。

需要と供給が均衡する点では需要量と供給量が一致し、需要や供給が変化すると、価格は新しい均衡に向けて動きます。

均衡とは資源を効率的に配分する仕組みで、ミクロ経済学の中心的な研究分野の1つです。

ミクロ経済に関するQ&A

ミクロ経済に関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・ミクロ経済学のレモン市場とは?
  • ・代替財と補完財の違いは?
  • ・ミクロ経済は投資でどう役立ちますか?

ミクロ経済学のレモン市場とは?

レモン市場とは、買い手と売り手の間に情報の非対称性がある場合に、粗悪品(レモン)だけが市場に残る現象です。

買い手は売り手ほど商品に詳しくないと仮定すると、買い手は良い商品と悪い商品の差を見抜けず、平均的な品質を前提に価格を判断して買おうとします。

しかし、良い商品を適正な価格で提供したい売り手は、それを実現できずに市場から退出してしまいます。

結果として、粗悪品だけが市場に残ります。

代替財と補完財の違いは?

代替財とは、片方の商品の価格が上がると、もう片方の商品の需要が増える関係にある財です。

代表的な代替財の組み合わせとして、バターとマーガリンがあります。

補完財とは、片方の商品の価格が上がって需要が減ると、もう片方の商品の需要も減る関係にある財を指します。

補完財の例として、プリンターとインクが挙げられます。

ミクロ経済は投資でどう役立ちますか?

ミクロ経済はマクロ経済と異なり各企業や各個人の行動を示し、投資で役立てることができます。

例えば、特定の製品の需要と供給の変化から企業業績の変化を読み取ることで、株式投資の銘柄選びに利用可能です。

また、完全競争環境の企業よりも寡占状態の企業のほうが利益率が高いと考えられ、これも銘柄選択の参考になります。

【まとめ】ミクロ経済とは|基本要素やマクロ経済との違いなどをわかりやすく解説

ミクロ経済は、消費者や企業など個別の主体の行動と、市場で生じる具体的な経済現象そのものを指します。

価格の変化に対する販売数量や売上の変動など、実際の経済の動きを示すのが特徴です。

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