ニューヨーク証券取引所(NYSE)とは|世界最大の証券取引所の特徴などをわかりやすく解説
ニューヨーク証券取引所(NYSE)は、米国・ウォール街にある世界最大級の証券取引所です。
上場銘柄の時価総額は世界最大で、上場の審査基準が厳しいことでも知られています。
本記事では、NYSEの特徴やよくある質問などを解説します。
株価指数のリアルタイムチャート
を確認したい場合は、リンクをクリックしてください。目次
- 1.ニューヨーク証券取引所(NYSE)とは
- 2.ニューヨーク証券取引所(NYSE)の株価指数とリアルタイムチャート
- 3.ニューヨーク証券取引所(NYSE)とNASDAQの違い
- 4.ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している代表的な銘柄
- 5.ニューヨーク証券取引所(NYSE)に関するQ&A
- 6.【まとめ】ニューヨーク証券取引所(NYSE)とは|世界最大の証券取引所の特徴などをわかりやすく解説
ニューヨーク証券取引所(NYSE)とは
ニューヨーク証券取引所(NYSE)は米国の取引所で、世界で最も有名な株式市場の1つです。
1792年の設立で歴史が古く、時価総額は世界最大です。
ゴールドマン・サックスやエクソンモービルなど、米国を代表する伝統的な大企業が上場しています。
世界の株式市場に与える影響も大きく、NYSEの動向が日本株の値動きにも影響することが知られています。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の株価指数とリアルタイムチャート
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の上場銘柄で構成される株価指数やリアルタイムチャートを紹介します。
- ・ニューヨーク証券取引所(NYSE)の代表的な株価指数
- ・株価指数のリアルタイムチャート
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の代表的な株価指数
NYSEの株価を使用する指数として、以下の例があります。
NYダウ
:米国を代表する30銘柄で構成され、1896年から公表が始まった歴史ある株価指数です。
従来はNYSE上場銘柄が中心でしたが、近年はNASDAQ上場銘柄も含まれています。
S&P500
:NYSEやNASDAQの上場企業のうち、主要な500銘柄で構成されています。
米国株式市場の時価総額のおよそ80%をカバーしており、米国株式市場全体との関連性が強い点が特徴です。
ニューヨーク証券取引所総合指数:
NYSEの全上場銘柄で構成される株価指数で、NYSEの株価動向の把握に適しています。
株価指数のリアルタイムチャート
OANDA証券ではUS30(NYダウを原資産とする銘柄)とUS500(S&P500を原資産とする銘柄)のCFD取引サービスを提供しています。
リアルタイムチャートでは、表示時間軸の切り替え・表示範囲の変更・価格の確認などができます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)

>US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムチャートはこちら
US500(米国500株価指数)

>US500(米国500株価指数)のリアルタイムチャートはこちら
ニューヨーク証券取引所(NYSE)とNASDAQの違い
ニューヨーク証券取引所(NYSE)とNASDAQは運営会社が異なるほか、上場企業の特徴などに違いがあります。
両者の違いとして一般的に指摘されている内容は、以下の通りです。
| 項目 | NYSE | NASDAQ |
|---|---|---|
| 運営会社 | インターコンチネンタル取引所 (ICE) | ナスダック |
| 設立年 | 1792年 | 1971年 |
| 上場基準 | 厳格 | 比較的柔軟 |
| 主な上場企業の特徴 | 伝統的な大企業 | ベンチャーから大企業までさまざま |
| 配当 | 高め | 成長優先で低め |
ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している代表的な銘柄
ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している代表的な銘柄の中には、日本でもおなじみの企業が多数あります。
- ・米国企業
- ・日本企業
米国企業
NYSEに上場している大企業は、歴史・安定的な業績・信用力を同時に持つことが特徴です。
セクター別の企業の例は以下の通りです。
- ・金融業:ゴールドマン・サックス
- ・エネルギー:エクソンモービル
- ・資本財:キャタピラー
- ・消費財:コカ・コーラ
日本企業
日本企業もNYSEに上場しており、上場方式はADR(American Depositary Receipt)が一般的です。
ADRとは、米国市場で外国企業の株式を売買できるようにした仕組みです。
以下が、NYSEに上場している主な日本企業の例です。
- ・トヨタ自動車
- ・本田技研工業
- ・三菱UFJフィナンシャル・グループ
- ・武田薬品工業
- ・ソニーグループ
ニューヨーク証券取引所(NYSE)に関するQ&A
ニューヨーク証券取引所(NYSE)に関するよくある質問は、主に以下の通りです。
- ・ニューヨーク証券取引所(NYSE)とNASDAQの主な違いは?
- ・ニューヨーク証券取引所(NYSE)の取引時間は?
- ・ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場するメリットは?
ニューヨーク証券取引所(NYSE)とNASDAQの主な違いは?
NYSEとNASDAQは異なる取引市場で、上場銘柄も異なります。
NYSEの上場銘柄の特徴として、伝統・安定・信頼のある大企業が多いという点が挙げられます。
NASDAQの場合は、ハイテク中心の成長企業が多数見受けられます。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の取引時間は?
NYSEの取引時間は、米東部時間の9時30分~16時です。
ただし、プレマーケットとして4時~9時30分、アフターマーケットとして16時~20時が取引可能で、合計の取引可能時間は16時間です。
なお、NYSEは取引時間拡大計画を発表しており、米証券取引委員会(SEC)の承認後、取引時間を1時30分~23時30分の22時間に拡大する予定です(承認・実施時期は未定)。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場するメリットは?
厳格な審査基準で知られているNYSEへの上場は、信頼の証明になります。
また、取引金額や市場参加者数が世界最大であり、世界的な認知度を高めることにも有用です。
認知度の高まりは、人材確保や取引拡大にとって有利に機能すると考えられます。
【まとめ】ニューヨーク証券取引所(NYSE)とは|世界最大の証券取引所の特徴などをわかりやすく解説
ニューヨーク証券取引所(NYSE)は米国の取引所で、世界で最も有名な株式市場の1つです。
米国以外の株価指数にも影響する場合があることで知られ、NYSEの動向を受けて日本株が特定の方向に動くことがあります。
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