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レパトリエーション

レパトリエーションとは、海外にある資金や資産を自国に戻すことを指します。

具体的には、企業が海外子会社で得た利益を本国に送金したり、投資家が外貨建て資産を売却して自国通貨に換えたりする動きのことです。

グローバル化の進展により企業の海外展開や海外資産運用が増加したことで、レパトリエーションが注目されるようになりました。

特に、金融危機や為替変動、決算期などにこの動きが強まり、自国通貨買い・外貨売りの圧力となることがあります。

大規模なレパトリエーションが発生すると、自国通貨高や外貨安につながり、海外資産からの資金還流を通じて株式・債券・為替市場全体の資金フローにも影響を与えます。

為替変動を伴うため、資金還流時に為替損失が発生するリスクや、資金流入過多で自国通貨が過度に上昇し輸出企業にとって不利になるケースもあります。

関連用語に、外貨から自国通貨への換算に関わる「為替レート」などがあります。


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