損小利大
損小利大とは、投資やトレードにおいて損失を小さく抑え、利益を大きく伸ばすことを重視する考え方です。
金融市場の成熟・情報化・個人投資家の増加により、勝率だけではなくトータル収支で利益を出すことの重要性が高まり、この考え方が強調されるようになりました。
損小利大を追求することで、勝率が低くても利益を出せる観点から注目されています。
損切り(ロスカット)を速やかに行うことで損失を最小化する一方で、利益確定(利確)をしっかり伸ばすことで利益の最大化を狙います。
例えば、1回の取引の損失が1000円でも利益は5000円というように、損失が少なくても利益が大きければ、少ない勝率でも収益になるという構図です。
関連用語に、損失と利益の比率を示す指標「リスクリワードレシオ(比率)」、損小利大とは逆の考え方で、損失が大きく利益が小さい状況を指す「損大利小」などがあります。