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スポット取引

スポット取引とは、金融市場において契約成立後、短期間のうちに通貨・商品などの資産の売買や決済が行われる取引を指します。

特に為替市場では、約定日から2営業日後に通貨の受け渡しが行われる取引をスポット取引と呼び、FX取引の基礎となる決済方式です。

元々は輸出入や旅行時の両替など、通貨を実際に交換する実需取引から発展しましたが、金融商品の電子化やグローバル取引の拡大とともに、商品市場においてもスポット取引が広く用いられます。

為替市場においてスポット取引は流動性が高く、最も基本的な取引形態の1つです。

関連用語に、将来の特定時点で資産を受け渡すことを契約する取引「先渡取引」「フォワード取引」があります。

また、FXではスポット取引の決済を繰り延べることを「ロールオーバー」と呼び、この仕組みのおかげでポジションを持ち続けることができます。


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