冬時間
冬時間とは、夏時間が終了し標準時に戻る期間のことで、欧米を中心に広く運用されています。
FXでは主要市場の取引時間が通常の時刻に戻るため、時間軸の切り替えとして重要視されます。
米国・欧州は冬時間への移行日が異なることが多く、この期間も市場間の時差が一時的に変動します。
冬時間適用中は、ロンドン市場・ニューヨーク市場の取引開始時刻および終了時刻が夏時間より1時間遅くなる点が特徴です(日本時間で見た場合)。
重要指標の発表時刻も1時間遅くなり、ボラティリティ発生のピーク時間が変化します。
切替日には市場参加者が切替タイミングを誤認するケースがあり、一時的に取引が薄くなるなどの混乱が生じやすいとされています。
時間帯のずれにより、流動性が偏ったり、値動きが不安定になったりする可能性もあります。
関連用語に、国や地域が基準として定める正式な時刻「標準時」(冬時間と同義)、標準時から1時間進める制度である「夏時間」「サマータイム」などがあります。